いたずらの果てに
2006.09.19
今日は私がいたずらで頭を打った話。高校2年生の時の話です。
私は、いつものごとくとっても楽しいイタズラを思いついた。
怖い先生の授業の前に、お友達の教科書の今日の授業で開くはずの
ページに、くだらない切抜きを挟むのだ!!
教科書を開けた瞬間...目に飛び込んでくる、新人賞をとって
号泣しているザ.グッバイのヨッチャンの切抜きや
普通に、アイドルの切り抜きに落書きしたようなもの。
実にくだらないのだが
笑っちゃいけないシュチュエーションが更におかしさに拍車をかける。
肩を震わせて笑いをこらえてる友人をみて
更に周囲は我慢ならないくらいに笑いがこみ上げる。
これは一時期クラスで大ブームになった(うち、女子高ね)
ある時、ターゲットになったクラスメイトの1人が我慢できずに
吹き出してしまった。
うう...ぶはっっ
彼女は、吹き出した瞬間鼻水が口の下まで伸び切り(しかも両鼻)
鼻水と一緒に、涙まで流していた。
彼女は、頭が良くまじめでおとなしいタイプだったため
そのリアクションには、誰もが耐えることが出来なかった。
怖い先生なんて、もうどうでも良かった。
頼むから...
思いっきり笑わせてくれ〜
みんなが1つになった瞬間だった...
ぎゃははは〜!!
怒り狂った先生が
皆に、ティッシュを差し出され鼻水をふきながら
まだ泣き笑いしている子の所にゆっくりと歩み寄る。
おい!
授業中になんの真似だ?
怒りを押し殺しながら..でももう目がイッちゃってる!!
ヤバイとみんなが悟り、クラスは一瞬にして静まり返った。
何を隠した?
ここに出しなさい!
と、いわれるがままにそのまじめな女の子が
机の上に、切抜きを出した
...その瞬間、その子の両隣の子が下を向いて震えていた。
誰だ?今笑ったのは...
怒りが頂点に達した先生の顔は仁王そのものだった。
両隣とはじめに吹き出した真面目な子を教室からつまみ出し
その子の机の上にあった謎の切抜きをつかみ
鬼の形相で黒板へ向かった。
そして、黒板を
バ〜ン!
と叩き、例の切抜きを貼り付けた。
そして、その切抜きを背に私達に説教を始めた。
こんな馬鹿なことを
考えたのは誰だっっ!!
何人かが、私の方を見たが
私はその日何もしていなかった。
黒板に貼られた切抜きは、見たこともない。
結局、その日の犯人が自ら手を挙げたが
ちょっと罪悪感を感じた私も手を挙げた。
仁王に怒られている時に
仁王の後ろに貼られた切抜きがふと...
私の目に飛び込んできた。
遠くからでも想像はついていたが
近くで見るその切抜きは恐ろしいぐらい笑える。。。

だってこれだよ!
押し寄せてくる笑いの波に、飲み込まれそうになりながらも
なんとか持ちこたえた。
あの子が、鼻水垂らしたはずだよ...
両隣も、イッちゃった目の先生がいくらすごんでも
笑いを止められなかったはずだよ...
何だよ!このセンス...
どっから切り抜いてきたんだよ...
これは反則や!
やっていいことと悪いことがあるって〜
授業中にこれはあかんやろ〜!
ちょっとこのセンスに、嫉妬してしまった私であった。
そして、その帰りのことだった。
その日は、大雪。
バスには一般のお客さんの他、私達女子高と、男子校
途中で共学の高校生達が乗ってくる。
私はいつも、空いている時間までブラブラしてから
バスに乗って帰っていたのだが
その日は、とても寒く一刻も早く家路に着きたくて
そのバスに乗り込んだ。
私の、停留所に着いた。
いつものように定期券を見せて、素早く身を翻したその時...
お客さん!ダメだよ!
運転手さんが、私を呼び止める。
そこで
私はもう一度定期券を運転手によ〜く見えるように手を伸ばした。
前の方にひしめき合っていた、共学の生徒達がクスクス笑っている。
失礼な!!...私は、そっちを睨みながら降りようとした。
だから!お姉ちゃん!それでバスには
乗れないでしょう!!
運転手が、ため息まじりで苦々しくつぶやいた。
はあ!?意味がわかんないいんですけど!!
こっちを見て爆笑している、高校生の軍団を見据えながら
ちょっと、運転手に言い返した私。
そのグループは私の事を
巨泉!巨泉!としきりに言っている。
何言ってんの?程度の低い人達やわ。
私、生まれてこのかた「大橋巨泉」に似ている
なんて、言われたことないっつ〜の!!
むかつくわ!
失礼だわ!自分の顔鏡で見たことあんの??
こんな事を考えながら、グループを見た私は
あることに気がついた。グループのほとんどの視線が
私の定期券に注がれていたのだ!
私は、その視線の先に何かを見た。
何かって...
大橋○泉の顔が
定期券の上に挟まれていた
え?
動揺した...
私は、一瞬にして消えたかった。
巨○の切抜きを外し、定期券をしっかりと見せ
もう誰とも目を合わさずに
ステップを駆け降りようと、足を載せたその時...
もうひとつの悪夢が起きた...
そう。その日は大雪だったのだ。
ステップには、たくさんの雪が固まっており
私は運悪くその上で足を滑らせてしまったのだ。
(雪国の人は決してしない過ちである...)
キャー!
私の声はかなり響いたに違いない。
でもバスの扉は私のスカートを挟む勢いでバターン!
猛スピードで行ってしまった。
バスから落ちたままの体勢でいる私を見て
大勢の学生達が、指をさして笑っているのが見えた。
そしてバスはそのまま見えなくなっていった...
因果応報...いたずらには気をつけましょう。


