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考える力

自分の胸に聞いてみな!


私の母がよく言っていた一言である。

障害とか、そんなことは関係なく
子供の頃の私は、現行犯で母に捕まり叱られる以外では
叱られている時にどうして自分は叱られているのか
気付くことは稀だった。
(まあ、現行犯でも、それがなぜ悪いのかは
あんまり理解できなかったけれど)



学校や、近所の人や、友達のお母さん、あとは私のキョウダイが
私のしでかした”何か”を言いつけ
さっきまで機嫌よく談笑していたはずの母が突然怒りだし
その理由をほとんど告げられないというパターンでは
自分の胸に聞いてみる以前に、得も言われぬ恐怖で
思考をめぐらす余裕などあるわけがなかった。



何で、怒ってるの? と聞くと

自分の胸に聞いてみなさい! と返す母。



これを何度か繰り返しているうちに
私の方で、思い当たることを言わなければ
一生許してはもらえないのだと悟ることが出来るので
私は、思いつく限りの”悪いこと”を言ってみる。

悪いこととは、認識していなくとも
もしかしたら、母はそれを悪いことだと思っているかもしれない事も
全て話してみる。
結局、全て藪蛇で 母が怒っている理由にたどり着くことは
ごくごく稀....
余計に怒りを買ってしまう結果になっていた。

外に放りだされた時などは、それこそ必死で
家の中に入りたい一身で色々考える。
朝起きてから、学校から帰ってくるまで
帰って来てから、寝るまでの一日を何度も何度も検証する。
しかし、全く思い当たることがない...

ドアの横には、新聞受けがついていて、そこから
家の中に向かい


今日のこと? 昨日のこと? おとといのこと?

せめてヒントをください!!



と、叫ぶと 無視されるので

何度もピンポンを鳴らすが

うるさい!! と言われることも多く


どうしても気になる私は、隣の家に伺い電話を借りて母に


いつのことですか?それだけ教えて!!


と、聞いたことがある。



今では、大笑いの出来事であるが
私は、その後で 家中引きずり回された。


今の私は、自分が辛かったことはなるべく子供に味わわせないように
心がけてはいるが
私はその為に 子供達に多くのヒントを与えすぎてやしないか
最近になり、考えるようになった。


些細なことから、今考えれば本当に悪いことまで
私は、あらゆる悪いことをしてきたと思う。
いけないことだとわからなかった事も
いけないことだとわかった上での事も
そうやって母が私自身で気付けるようにしてくれたお陰で
このようなことを繰り返したお陰で
考える力、想像してみる力が人並みに
刷り込まれていったのだと思える。
(余計な妄想力までおまけでついてきたが)



厳しい母だったけれど、私には丁度いい母だった。





テーマ : 発達障害
ジャンル : 福祉・ボランティア

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