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マルもたまに壊れます

モモは、カンカンだった。(カンカンって古い?)



カンカンに怒ったモモは、足をドンドンと踏み鳴らしながら帰宅し
ランドセルを下ろし、大声でマルの悪口を言い出した。




もう! マルちゃんのこと許せへんっっ!!




聞けば、マルは モモの1つ下の2年生の女の子(Eちゃん)
のランドセルにチャンバラごっこで傷をつけてしまったという。


Eちゃんは、2年生ながら なかなかの人物。
愛想の1つも無い子で、生意気だとか言われているようだが
同い年の障害を持つ女の子が、6年生にからかわれている時に
なんと、その6年生男子に食って掛かり、その女の子を守ったとか
そんな話を 何度も何度も聞いている。

最近は、3年生女子2人ががっちり手を組んで
(モモの班は、モモを含めて3年生女子3人。幼稚園の時から
トラブルが耐えなかった、花ちゃん達。)
モモに話しかけられないように、走って先へ逃げるとか
登下校の際に、孤立してしまっていたようだが

1つ下の Eちゃん達がモモを受け入れてくれ
一緒に、行ってくれているようだった。
それを私は、ありがたい気持ちで見守っていた。



マルの帰りを待って、事情を聞くと あっさりとマルは認め


今日の、休み時間にも2年生の教室に行って謝ったんだけど
その時には、許してくれていたんだけど...


と言った。



モモとの帰り道で Eちゃんは
マルちゃん、ムカつく!! と悪口を言いながら帰ってきていたんだから
マルのことを許した訳ではないと思うで。


それに、ランドセルって特別な物やねん。
Eちゃんに心を込めて、誰かが贈った物やねんで。
簡単に、弁償するから...では、代えられない物やねん。



マルはうなだれていた。



今から、ケーキを買ってEちゃんの家に謝りに行こう。
ランドセルの状態も見せてもらわないとならないしな...



Eちゃんのお宅で、私は簡単に事情を話した。

Eちゃん母は、Eちゃんから、何も聞いていないようで
大変驚いているようだったが、すぐにマルに向かい

わざとやないんやろ?

と、聞いてくれた。


マルは、そこで思わず泣いてしまい
頷きながら、ごめんなさい と告げた。


そこへランドセルを持ったEちゃんが現れ
ここや! と指をさして教えてくれたが
傷らしい傷は、見当たらなかった。うっすらと付いているのが
傷かもしれなかったが
弁償のお話を切り出すのは大袈裟かもしれないと
加害者なのに、生意気にも一瞬迷ってしまった私がいた。

しかし、そんなことよりも まずは心からの謝罪である。

マルは、5年生、相手はまだ2年生なのだ。
どんな理由があるにせよ、うちに100%の非があるのだ。
怪我がなかったことが唯一の救い。


Eちゃんの母さんに、2人で深々とお詫びをし
いつも、モモが Eちゃんに良くしてもらっていることのに...
と、私は泣きそうだった。


そんな...幼稚園の時から、一緒やねんから....!


と、Eちゃんの母さんが そう言ってくれた言葉に
胸が詰まってしまった。

こんなに温かい言葉をかけてもらったのは、久しぶりだった。
表向き、優しい言葉をかけてくださる方はいたが
心からの言葉か、そうでないかは 悲しいかな...すぐに伝わってしまう。



帰ってからも、マルはしばらく泣き止まなかった。
こんなマルは珍しい。
泣くことすら、珍しいのだから...



マルは、5年生の男の子と、チャンバラごっこをしていたらしい。
マルは、小さな頃から女の子よりも男の子とちょっと危険な遊びを
することが好きで....というより、その辺の男の子よりも
度胸満点で、進んで危ない橋を渡るタイプだった。

精神的に大人びているし、妹思いのマルを
おしとやかなイメージで考えてくださっている読者様は多いだろうが
実は、マルは幼稚園の頃から空手をやっておるし(最近休んでるが)
多分、桜間長太郎くらい、はっちゃけている。
その はっちゃけ具合について来れる子が少ないために
いつも一人でクールに過ごしているだけで
一度、火がついてしまったら とことん調子に乗ってしまうという
なんとも、取り扱い注意の一面があるのだ。


いつもは、愛想もふらないし
クールな一匹狼そのものなので
そんな風に、はっちゃけてしまった マルを目撃してしまう人は


マルちゃんが壊れた~!!


と、口々に私に伝えに来る。


多分、その日の朝は
かなりはっちゃけていたと思われる。
5年生の男の子が、何らかの事情で
マルの相手が出来なくなった。


しかし、テンション最高潮に上がってしまったマルは
モモの所へちょっかいを出しに行ったと思われる。

モモと、2年生の2人の女の子は


えいっ! 闘おうぜ! えいっ!


と、やってくるマルに



向こうに行け!!

来るな~!!



と言い、マルの誘いを頑なに拒んでいたと思われる。





お前.... ジャイアンやないけ!?

嫌がっている子を無理に引き込んでどないするねん!?

しかも3つも年下の女の子相手に!!


この話を聞いたときから、あんたが悪いのはわかっていたけど

そこまで悪いとは思わんかったわっ!


お年玉ででも、ランドセル弁償するんやね!!



ふんっ!!




次の日だったか....モモと話していて意外なことがわかった。

モモが見たのは、ランドセルの側面に傘が当たったという。
当たったのは、一度だったので
Eちゃんの教えてくれたランドセルの正面ではなかったようだ。

確かに、ランドセルを背負っていたら
傘がどこに当たったかを特定するのは難しいかもしれない。

でも、どこに当たっていても
傘を振り回したマルが悪いのだから、いらん情報だ。




でも、私は マルに確かめてみたかった。


あんたの傘の先が当たったのは何回や?


1回。


どこに当たったか覚えてる?


ここ。


マルが指したのは、キーホルダーがぶら下がっているような
側面だった。




Eちゃんが ここをマルちゃんに傷つけられたって
ランドセルを見せてきたとき、そこじゃないよって
言わなかったよね?



うん。 違うと思ったけど 自分が悪いからいいやと思った。


ほんなら、家で ほんまは違うねん! って
お母さんだけに言っても良かったんちゃう?



うん。 でも、やっぱり自分が悪いし.....



お母さん、最初から マルがわざとやってないと思ってたやろ?
意地悪でやったと思ってなかったやろ?
Eちゃんのお母さんも、わざとじゃないって思ってくれてたやろ?


ありがとう。




当たり前のことだけれど
傘を振り回すようなことをもう2度としたらいけないことと
自分がやっていないことだったら、それをハッキリ伝えるのは
悪いことではないこと。
せめて、家では我慢せずに、本当のことを教えてほしいと告げた。



更に次の日....


空気の読めないモモが、Eちゃんに



Eちゃん、マルちゃんのこと許した?

マルちゃんのこと好き?


と聞いたところ....(ほんま、馬鹿なことを)



普通ーーーーーーー!!!


と、言っていたそうだ。

Eちゃんらしい答えに、マルも私もふきだした。


Eちゃんは、何となくマルに似ている。



テーマ : 発達障害
ジャンル : 福祉・ボランティア

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