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正直すぎる爆弾娘

また電車ネタだ...

どうしてこうも毎週毎週

サスペンス劇場の、素人探偵のように
次から次に、事件が起こるのか...
そろそろ、電車の中では有名になってしまいそうな予感さ。

あ...あの親子よ

今日も綺麗ね...

なんてヒソヒソ言われる日も近い。

モモと私が電車に乗り込むと、とても優しそうな御婦人が
少しだけ詰めてくださり

ここどうぞ!2人で座れるわよ

と、お声を掛けてくださった。

御婦人は、とてもいい身なりをしていて
歌手の加藤登紀子にそっくりだった
生き写しだった...


可愛いわねぇ。いくつ?


いい人だ!!ちょっと...そういえば
八千草薫に似ているかもしれないぞ...
(調子がいいヤツ)
しかも、今回は間違いなくうちに
聞いているのだ!!
(意味がわからない方は紛らわしいノスタルジーを読むべし)

5歳!!(モモ)


違います!6歳です。ふぉふぉふぉ...(私)


あ~そうそう1月18日に生れました!!(モモ)


2人とも明らかに舞い上がっておる。
たまに褒められるとこれだからいかん...


そう!じゃあ、もうすぐ小学校かしら...

こんな世間話をしばらくした後に...
モモが

ガム持ってる?


と御婦人に聞いた。(ここで周囲は微妙に凍りつく)

今日は珍しく、チェルシーの代わりにガムを買ったモモ。
それを加藤登紀子さんが持っていなければ
分けてあげようと思ったのだろう。
でも、なんだか催促しているように聞こえる...


ううん...おばちゃんはね、あんまり食べないのよ
持ってないの...ごめんね。


ほれ見ろ!ごめんねって言ってるじゃないか!!
明らかに、モモが催促している形になってるじゃないか...

じゃあ...おうちにはある?

おばちゃんちには、ないなぁ...
飴ちゃんならあるけど...


そう言った後、加藤さんはバッグの中をゴソゴソしだした。

明らかに、飴か何かを探していると思われる
こういう場合私はどうしたらいいのだろう...
いいですよ!!というのはおかしい...

だって、鼻をかむ為にティッシュを探しているだけかもしれない

はたまた、マナーモードにした携帯が突然鳴っただけかもしれない

...困ったぞ...この展開...
モモは、加藤さんにガムをあげたかっただけなのに
なぜか、要求している形になっている...


こんな物しかないんだけど...食べる?

うんっ!食べる!!
ありがとうございましたっ!!


いいですよ~!
そんなつもりじゃ...何だか催促しているみたいで...
申し訳なくて...


いいの~!お友達が駄菓子屋さんやっててね...
さっきちょうど寄って来たところなの...
うちには子供はいないし、もらって~!


いい人である...(涙)
気がつかなかったが
ちょっと松坂慶子にも似ているかもしれない


(お礼に)絵描いてあげるっ!!!


モモが、リュックからメモ帳とボールペンを出して
サラサラと絵を描き始めた。




加藤さん





...........!!!






お気づきだろうか...?
口元に刻まれた2本のシワに...




私は咳き込んだ...
咳き込んだついでに、膝の上のモモを少しだけ押してしまおうか
悩んだ...
押した衝撃で、よからぬ所に線が入ってしまった事にしたかった。


しかし...
シワはしっかりシンメトリー


私のオデコは、ビチャビチャだった...
暑い...暑すぎる...
ここは真夏なのか...?

わあ~♪上手ね!可愛く描いてくれたのね。
でも、これは誰!?


加藤さんの鋭い質問である...

加藤さんの疑問はごもっともだった。
なぜなら、加藤さんは、加藤登紀子に生き写しなのだから
当然ベリーショートなのである。

モモが次の作品にとりかかっているのをいいことに
私が急いで


ああ...そっそれは...
もーちゃんだよね?

ね?もーちゃんだよね?

と言い切った!!


モモからは返事がなかったが
私は、自信たっぷりに振舞った。

モモはもう一枚同じものを描いた。
やはり、しっかりとシワが刻まれている...

しかし、これはイケる!!


この小娘は、絵を描く時に必ず口元にシワを描くクセがある。そう思われる可能性に賭けた!




わ~こっちも可愛いねぇ...こっちがおばちゃんかしらね...
こんなに可愛く描いてくれてありがとう。
家に飾っておきたいし、記念に名前を書いてくれる?



うんわかった!!


おばあちゃんお名前は?






(心の中で私が我が子に飛び蹴りをした瞬間の映像)


ううん、あなたのお名前を書いて欲しいのよ

あ!そうかっ!わかった~

モモは自分の名前を書いた。


もも え

の使い分け
なんてこたぁ出来ない。
っていうか、そもそも加藤さんにあげるものに
自分へと書くのもおかしなことである。

一旦渡した後で、モモが


忘れた...(さっき渡した)絵、貸してください。

と言った。

そして...その最後に付け足したモノで
私の手足は痺れて、動悸が襲ってきた。
もう、言い逃れは出来なかった。
もう手遅れなのであった...




加藤さん








オデコに刻まれた深いシワが波打っていた...



電車から、私達が先に降りたのだが
モモはホームからずっと加藤さんに手を振っていた。
加藤さんも、私達が見えなくなるまで手を振り続けて
くださっていた。

私が最後に見た加藤さんは、まるでメグライアン
のようだった...








また何年後かに、成長したモモと一緒に
加藤さんに会いたい...そして、もう一度心からお礼が言いたい。
たまにこんなに素敵な人間に出会えると世の中捨てたもんじゃないなぁと感じます。




2007年3月の記事


テーマ : 発達障害
ジャンル : 福祉・ボランティア

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この記事は!

参りました。_| ̄|○

すみれさんの記事の中でも、インパクトが強く私の心の中で笑い袋を温めてくれているのがこれでございます。

再アップされているとは(笑)
加藤登紀子さんもメグライアンも素晴らしい人(のはず)ですから世の中みな登紀子さんのように?なるといいですね。

すみません、やっぱりお久しぶりの訪問となってしまいました。

過去記事を巡り、涙なくしては語れない数々、堪能させて貰いました。
また来ます。

最近趣味?に没頭しすぎて、色んな事を放置している千成でした。(ぺこり)

@千成さんへ

おひさしぶりです。
お元気でしたか~!!

だいこん母さんと共に
千成さんも更新が減ってしまい
ちょっと淋しい気持ちでしたよ。

ふふふ!ありがとうございます。

私もこの記事は、このブログにある
何百ある記事の中でも
3本以内に入る大好きな出来事です。

ナゼに今? とお思いでしょうが
これには、自分なりの理由が
ありまして、反響があった記事で、私自身このまま埋もれさせたくない、度々目にして 自分が
頑張れるきっかけになる記事を
新カテゴリーにまとめていきたいと
思っています。ええ、自分の為にでした~(笑) 加藤さんに会いたいなあと
ふと思ったので、まずこの記事を
あげることにしたんですよ。

この小娘が、随分成長したもんだな
と、目頭が熱くなったものの
相変わらず人に宛てる手紙に

”モモえ”

と、書いているのにガックシ....
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