ビバ!ココセコム!
2006.08.05
あれはマルが小学校へ入学して、ひと月経った頃の出来事。いつもの集合場所へ{うちの下にある公園。歩いて数秒}向かった。
はじめは6年生が迎えに来てくれていたのだが
1人で出るようになってから 何日かが過ぎていた。
いつもは、窓から見送っていた私がその日に限って見ていなかった。
出発時間を10分程過ぎた時間に、インターホンが鳴った。
ドアを開けると4年生の男の子が二人。尋常じゃなく焦っている...
マルちゃんがまだ...*|\/%$あんな〜あんなぁ....
マルちゃんがぁぁぁ〜\:*%#
全速力で走って来たので{うち3階}息が切れているのと
焦っているのでなかなか話が見えない。
しかもメガネをしているその男の子は
漫画みたいにメガネを斜めにずれてしまっているのを治しながら手がブルブルと小刻みに震えていて
私にはそれだけで、何か大変な事が起きたと理解できた。
「マルがどうしたの?怪我した?もしかして公園にいないの?」
メガネの男の子に代わり、もう1人が答えた
いない!いないんです。家にはいない
ですか?さっきから皆で探しているんだけど...
(ハアハア)カクカクシカジカ...
その男の子が説明してくれている間に、私は頭の中を整理した。
モモがいなくなるならともかく...
マルがいなくなるということは考えにくい。
普段から1人では絶対に出歩かない事を言い聞かせて
十分わかっていたはずだからだ。
だからこそ、今は私が落ち着いて行動しなければ..
「うん。わかった。大丈夫よ!教えてくれてありがとう。皆には迷惑かけたね〜あとはおばちゃんがするから、学校に行くようにみんなにいってくれる?」
それからすぐにやるべきことは決まっていた。
マルの学年は女の子の数が極端に少なく下校時も女の子1人。
必ず男の子と帰ってきてはいるが 、いつ何時1人で帰ることに
なるかもしれないと、月額500円のココセコムを利用していたのだ。
まずは幼稚園の集合時間が来ているモモを連れて公園に出た。
足が地についているのか、浮いているのかわからないような感覚。
歩きながら、セコムに電話。
正直、電話をするだけでもかなり手間取った。
手足が異常に冷たくなっていて、手が痺れ震えていた。
電話のボタンがどうしても押せないのだ。
とても焦っていた。でも簡潔に説明しなくては...
ちょっとの時間が命取りになるような気がした。
子供がいなくなったんです ...
「わかりました。ご契約番号わかりますか?」
相手は朝も早いというのに爽やかで、とても落ち着いていた。
番号を伝えた後
まず、私の知りたい事ですが
今いる場所の他に、徒歩で移動しているのか
車で移動しているのか
を知りたいんです!
そういうのってわかるんでしょうか?
と聞いてみた。
すると、しばらくして...
「わかりましたよ。今、○○駅の近くです。」
駅!?
駅は学校の方面にあることはあるが
マルの通学路とは全く違う道に行かないと、そこには出ない...
祈るような気持ちだった。
もし車で移動していたとしたら...
次は警察の力を借りなければならないだろう。
「...わかりましたよ。お子様は今、徒歩で移動していると思われます。」
...徒歩..それだけでも、救われた...
だんだん落ち着きを取り戻してきた私を励ますかのように
セコムの方が続ける。。。
「今、住宅地に入ってます。○○さん宅を過ぎました。今○○さん宅前...ご存知ありませんか?」
だんだんと、私の知っている名前も出てきた。
「あ!知ってます。
その付近なら学校のすぐ傍まで行っているはずです。」
幼稚園の集合場所でそんなやり取りをしていたため、私の会話を
心配そうに聞いていた一人が、そのセリフを受けて
すぐに学校に連絡をしてくれた。
教頭先生が門の外に出てくださり、マルの無事が確認されたとの事
セコムの担当者に涙ながらにお礼を申し上げて
心配してくれたママ達にもお礼を言った。
みんな、口々に
セコムでそこまでわかるなんて、ちょっと驚いたよね?
車にのっているかわかるなんてすごくない?
私やったら、まず警察に連絡しちゃって騒ぎ大きくするところやったかも...
みんなの言っていることに、私も同感だった。
何より、担当者のプロの対応に助けられた。
お名前もをお聞きする余裕がなかった事を後悔している。
【追記】:マルは集合場所に、一番初めに着いたらしい。その日に限り
皆が来るのがいつもより遅くて、自分が遅れた!と焦った
マルは、走って走って追いかけていたらしい。
いくら走っても、自分の集団がいないとわかったマルは
1人で不安になり、下を向いてトボトボ歩いていたら
反対方向の駅に出てしまったそうな..
でも、その地域の集団に助けていただき
そこの六年生の班長さんと、ちゃっかり手を繋ぎルンルンで登校して来たそうです。休み時間に遊ぶ約束までして(笑)遊んでもらったそうです。
知らせに来てくれた優しい4年生の男の子にも大感謝でした。


