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今ここにいる奇跡 4

奇跡シリーズが、あと2回とお伝えしましたが
2回では終われそうもないです。
この記事で触れる出来事の他に、もう1つの出来事があり
デリケートな問題は、この記事のことではございません。
まあ....この記事も相当デリケートかもしれませんが...


以前のココロのひろばを閉鎖して間もなくの出来事だった。




私は、娘と三人で東北にある実家に帰省していた。
初めて子供連れで乗る夜行バスだったので
もし、周囲に迷惑がかかることがあってはいけないと
往復 一番後ろの席を予約した。

そのような心配は無用だったことに
乗車後すぐに安堵した。
2人とも、外の景色や 好きなゲームをしたりと
それぞれの時間を過ごしてくれていたのだ。

しかし、私は何故か 漠然とした不安を抱えていた。

モモと違い、私には 不思議な能力はない。
霊体験らしい霊体験もないし

何だか今日は胸騒ぎがしてならない....という

予知能力のような感覚も、持ち合わせていない。



無事に、実家へたどり着いた時には
やはり、あの 漠然とした不安は気のせいだったか
それか、祖父母に モモの障害のことを告白する緊張感から
あのような精神状態に陥ったのだと思った。


そして、すべてが終わり関西へ帰る日.....


私達親子は、行きよりもちょっとだけ古い型のバスに
乗り込んだ。
型が古いのかどうかの確信はなかったが、デザインは前の
方が良かったな...なんて どうでもいいことを
考えながら 乗り込んだ。

すると....


やはり、乗り込んだ瞬間
行きに感じた あの不安感が押し寄せてきた。


なんなんだ?なんなんだ?


私は、首にかけているお守りを確認した。

このお守りは、ある神社で

モモには強すぎる”気”が あり
それにより、私にも影響が出てしまう という
ようなお話を受けて、神主さんが私にくださったものだ。

私は、無宗教で そのようなお話も
胡散臭いと感じることが多いのだが
そこの神社では、お札をくださろうがお守りを下さろうが
料金を受け取らないのだ。
御祓いや、↑の記事にしたような相談でも
1000円か2000円という所で、それ以上の勧誘も何もないので
少なくともお金目当てで、胡散臭い話をしているのではないと
確信できる。

そんなことから、私は その神主さんの言葉を信じ
お守りをいつも持ち歩いていたのだ。


シートを倒してみる....


しかし、このバスというものは

壁が薄すぎる.....


頭の後ろには、すぐ壁があり
もし、追突事故があったら
私達って、ものすごく危険な目に遭うんじゃないか?
って思った。

この次に、乗ることがあれば

絶対に、真ん中の席を予約しよう!!


そう思いながら、いつの間にか眠りに落ちた。


夜の間に、何も起きなかったことを感謝した。
何故、そんなことを朝一番に感謝したのかと言えば
やはり、あの漠然とした気持ちの悪い不安感が
まだ、残っていたからだった。

とある駅でバスは一旦停車した。

ここは、休憩所でも 停車予定の駅でもなかった。

バスを乗客の1人が降りたようだった。


隣を見ると、子供達はまだ寝ている。
私も、こっくりこっくり 短い間隔で
深い眠りに落ちる....←これ、得意技!

バスは、まだ停車しているようだ。

もう一度深い眠りに入りかけようとした時

モモが、私にトイレに行きたいと告げた。


まだ、ボーッとした頭で2階建てバスの階段を下りると
出入り口のドアが開いていた。
開いたドアの外には、バス会社の方が立っており
先ほど降りた乗客だろうか?
1人の男性が、小走りで 「すみません」と一言声を掛け
バスに乗り込んできた。


バスは、発車した。



席に戻る頃には、私の頭も冴えて来た。

実は、ここまでの朝の記憶は すぐには思い出せなかった。
近くに座っていた乗客の話と、時間が経って自力で思い出した
記憶を再現してみた。



このバスは、午前○時頃○○付近で○キロの渋滞に巻き込まれ
○分遅れで、○休憩所を出発。
現在5分の遅れでございます。


みたいなアナウンスが流れた。

高速道路に入った。
帰省ラッシュの時期だというのに そこからは
本当に軽快な走りだった。
5分の遅れなど、目的地に着くころには解消しているだろう。


しかし、とうとう 渋滞が始まったようだ。

ここは、トンネルのどの辺りだろうか?

トンネルの中で停車したバスは、微動だにしなかった。

渋滞にしては、動かない。


対向車にも、全く動きがないのが不気味だった。

時間を確認しようと出した携帯電話の電池はあと僅かだった。

トンネルの中なので、もちろん不通である。


しばらくすると、バスはエンジンを切った。
何があったのか、まだ私達は知らなかったが
周囲に停車された車からは
作業着の男性やスーツの男性など数人が降り
携帯を手にトンネルの出口に向かって歩き出したのが見えた。


車をそこに停めたまま、携帯の電波の入る場所まで
徒歩で移動している....ということは
車はしばらく動かないということを確信しての行動だろう。

事故だろうか....?

私は、カーテンを開けて外の状況を観察していた。


バスの周囲に止まった車の中では
人々が一様に苛立ちを見せていた。
その中でも、非常に気になったのは、携帯を持った男性が
近くにいた別の男性に

くさい!くさい!


と、言っていたことだった。

声は全く聞こえなかったのだが、くさい!という
口の動きと表情で、男性がその言葉を発していたのは
確かだった。


私の心臓の鼓動が、少しだけ高鳴った。


お客様に、お知らせ致します。
前方 ○○停留所で 玉突き事故が発生し
車両が炎上 犠牲者が出た模様です。



サイレンの音が聞こえる。


周囲の車は一斉にエンジンを起動し、道を空けた。


ものすごい勢いで消防車と、救急車、パトカーが列をなしてやってきた。
その音は、そんなに遠くない場所で止まったので
事故現場は、近いのだと推測できた。


サイレンを聞いたモモが、とても不安がって
早く帰ろう!早く帰ろう!と繰り返したが
荷物の中からパンを出して、モモに与えた。
大好きなパンを見たモモは、それで上手く切り替えられた。

ふと、マルを見ると
少し、様子が違う.....

やはり、バスの中で寝るのは疲れるのだろうか?

どうしたん?何か飲む?

うん。いらない....



私は、おでこを触ってみた。

熱い!!急いで荷物の中から体温計を探し熱を測った。

38.5度........


マルが寒い寒いと震えるので、私とモモの毛布と
荷物の中に入れていたひざ掛けをかけた。
少しだけ無理してもらい、持っていたゼリーを食べさせ
これまた準備していた風邪薬を飲ませた。

(これだけ準備万端なのは、帰省の際に必ず
誰かが熱を出すのだ。昨年は私だった...)




モモは、どうしたんだろう?


パンを預けてからというもの....とてもおとなしい。

しきりに、マルちゃん大丈夫?とマルの様子を伺っている。


ゲームをやってもいいですか?と聞いてきたので
私は、二つ返事で了解した。
モモは、早速イヤホンをつけてゲームを始めた。

ゲームをしながらも、マルの方を何度も何度も見ている。



すでに、バスは停車したまま3時間経過していた。



いつになったら、バスは動き出すのだろうか・・・・・?
マルの熱は、すでに39度を超えていた。



しかし、ここのバス会社の運転手さんの対応は素晴らしかった。


まず、事故があったことを伝えた後で車内を巡回し
飲み物と、食べ物が車内にあることを告げ
車内の温度調節や、具合の悪い方はいないか?と
とても 誠意を持って1人1人に対応してくださっていた。

モモが、勝手に

マルちゃん熱があるねん!!と、得意げに教えてしまったので
大層心配してくださったが、私が薬もあり
本人も大丈夫と言っているので....と伝えると
氷を持ってきてくださり、マルに優しく声を掛けてくれた。

2人の運転手さんは交代で仮眠を取っているとはいえ
これだけの乗客を乗せた長距離バスの運転は
かなりの激務だろう.....
足止めを食っている間に、仮眠を取る訳にも行かず
こうして、私達が少しでも快適に過ごせるように
出来る限りのことをしてくださっている。

お昼になると、バス側で準備してくださっていた
カップ麺のお湯が間に合わなくなってしまった。
私達は、朝にパンを食べたので
朝ごはんも口にされていないだろう周囲の方々に
先に食べていただこうと、取りに行くのは最後にしようと
子供達にも言い聞かせていた。

お湯が無くなったので、次のお湯が沸くまで
時間がかかります
との説明があると
前のご夫婦が、自分達のカップ麺を

お子さん、お腹が空いてるんじゃない?
良かったら先に食べさせてあげて。


と、差し出してくださった。

車内では、お茶かジュースのサービスがあるが
1人1本と決まっていた。
事故後、追加で1本ずつ配布されたが
カップ麺を受け取るときに、ご夫婦のゴミ袋の
中には、4本の飲み物が空になって捨てられているのに
気がついた。

お礼に、持参していた小さなクーラーバックから
最後の1本の500mlのお茶を取り出し
(ちゃんと買ったやつね)
これまた持参していた紙コップと共に
(どんだけの大荷物じゃ...)

よろしかったら.....どうぞ....


と、差し出すと 遠慮しながらも
とても喜んで受け取ってくださった。
私達は、まだ 車内で配布された飲み物が
残っているし、残っていると荷物が重くて
大変なのです。
と伝えると

お二人は

ああ....冷たい~!美味しい~!


本当に喉が渇いていたらしく、一気に飲み干していた。


モモは、頂いたラーメンを頬張りながら
ご夫婦の方と私を交互に見てニコニコ笑っていた。




つづく









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