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障がいをもつ妹 後編

何度も頷いた...

マルは多くを語らない。
でも、マルなりに理解しようとしているのは伝わった。
だから、私はそれ以上だからあなたはこうしなきゃならない。
とは言わなかった。

あとは、マルが自分で答えを出すだろう...

夏休みも、夏休みが終わっても相変わらず揉め事はついて回る。

でも、少しずつ変わってきたことがある。
友達から殆ど誘われることがなくなってしまったモモを
マルは必ず自分の友達の中に
「妹も一緒でいいかな?」と聞いて
入れるようになった。

一緒に料理をさせるとモモの包丁さばきや
卵の割り方何もかもが
マルにとっては尊敬できるらしく

「モーちゃんは、ちょっとアホやけど日本一のお料理上手になるね」

と褒めるようになった。(素直じゃないけど)

そして、信じられないことに自分の背中に乗せてお馬さんらしきことまでやっていた。いままでのマルだったらありえないことだった。

昨日のことだった...

私は、モモに相変わらず「えんぴつ」を教えていた。

マルはその様子を大好きな本を読みながらチラチラ見ていた
そして、迷った挙句にこっちに近づいてきて

「モーちゃん頑張れ!あ~もーちゃんの字はマルちゃんより上手だな」
と言い出した。

そして、もっと他に何か課題をやりたい!と言うモモに
50音のなぞり書きのプリントを出してきて

「じゃあ、今度はマルちゃんが教えてあげるわ」
と言った。

モモは飛び上がって喜び、私を向こうに行け!と押した...(涙)

仕方なく、ダイニングからその様子を眺めていた私。


「えぇ~っ!{も}ってそんな書き順なんや!

間違えてたわ~モーちゃんと勉強するとマルも勉強になるわ(笑)

はい、上手くできたから花丸あげるわ!」


なんとも、今まで見たこともない微笑ましい光景が広がっている。

マルは、花丸を描くのをモモに取られるし
そのかわりに編み出したよくできましたシールまでモモに取られ
結局先生の真似事をすることができなかったのだが(笑)
終始穏やかに、見守っていた。

そして...


「もーちゃん。お手紙書けるようになったら、マルちゃんに1番に書いてね。あとは...もーちゃん、みんなと一緒に勉強できたらいいね。」

そう言った。


マルが、モモを憎んでいたのはつい3ヶ月前の話だ。

3ヶ月をかけて少しずつ少しずつ、モモを理解しよう
そう思ってきたに違いない。

小さな身体で重い現実を受け止めなくてはならなかったことを
思うと、胸がつまる。

こんなことがあっても、また明日にはモモに失望して
「モモなんか大嫌い!」と言うのだろう。

でも、多分この先モモを憎むようなことはないと信じている。

そして、モモがいじめられていたら空手の組手でいつも披露する
飛び蹴りが炸裂するに違いない(笑)




                 <終>






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まるちゃん花丸あげちゃう

ううっ・・・いい話だね(T_T)
まるちゃんみたいな子が周りにたくさんいたらいいのになあ・・・。
きょうだい児について悩んでる人って多いよね。
いろんなことがわかるだけに、これから先のこと心配になるよね。
私の知り合いは、お姉ちゃん(障害なし)が5,6年になって
障害のある妹と一緒に遊んであげなくなったとか・・・
お姉ちゃんの周りのお友達が、少し嫌な顔をするとか・・・。
こんな話、悲しいよね。
でも、まるちゃんはこれから先大丈夫だと思うな!
だって、すみれさん・・・すごくよく育ててるよ。
親を見て子供は育ってるからね。
きっと大丈夫!

すみれさん、今全部読んだよ。。
うちはね、伊織クンに妹がいるから、《障害をもつ兄》っていうテーマになるかな・・・。。
まだ下の子は10ヶ月の赤ちゃんなんだけど、いずれマルちゃんと同じ思いをする時がくるよね。。
その時私はどういう風に2人に向き合うのだろう・・・・・・・。。
今はまだうまく考えがまとまらないのだけれど、でも、すみれさんのように、子供たちのその時、その時の表情・行動を見て、《ここぞ》という時にフォローできる母親になりたいな。。
マルちゃんが《前編》の最後に言ったあの言葉は、もしかしたらマルちゃんの限界のサインだったかもね。。それを感じとってちゃんとお話できたすみれさんをすごく見習いたい。。←ついでにお笑いのセンスも・・・・・師匠!と呼ばせてっ!!!(爆)・・・・・シリアスのまま終われないワタシ。。

ゆきこさんへ

ゆきこさんありがとう。
ゆきこさんは、先輩ママならではの
色んな情報を提供してくれて助かります。そうだよね...
高学年になったら難しいかもしれない。高学年どころか、うちは来年には相手にしなくなっちゃうかもしれない。そんな可能性はついてまわるよね。うちだけは絶対にそんなことにはならない!って確証はどんな家にもないよね。
それに、お姉ちゃんのお友達のことも本当に難しい問題だよね。
親同士が親しくしている家で、
相手側からどうぞ!って誘われたら
一緒に遊びに行かせたりもするんだけど、段々相手の友達もイヤになっちゃうだろうな~って感じることもある。今のところ、マルの友達で嫌な顔する子っていないから助かってるんだけど。
あとは、もっぱらうちのマンションの敷地内にある公園でみんなで遊んでます。
約束とかしないで適当に出て行って
誰かがいたら一緒に遊ぶとか
一応マルがモモを連れて行っても
マルはモモと同じ場所にはいるけど
モモだけが、ブランコに乗ったり
1人遊びをしていることも多いの。
これは親としてはすごく楽だね~
子供ものびのび好きなことしてるし
だから、この場所からなかなか引っ越す勇気が出ないのよ~
いつまで続くのかわからないけど。
ゆきこさん近くにいたらほんと良かったのに。うちのマルと、マリちゃんはものすごく気が合ったと思うよ
ほんで、モモはユリちゃんにべったり甘えてただろうな~(笑)

怪獣ママさんへ

怪獣ママさんありがとう。
記事を出すたびに素敵なコメントしてくれてほんまに感謝です。
ほんま、みなさんのコメントのお陰で毎日なんとかやってこれてます。
そうだね。もうすぐそんな時期がくると思うよ。
でも、妹という立場、異性という立場になるとまた難しいかもしれないね...
そうだね。憎しみというよりサインと受け取ったほうがしっくりいくのかな。
感じ取ってお話したなんていうと
すごく大げさやし、私はそんなにできた母親ではないので、とても恐縮しちゃいます。
お笑いのセンスは、ゼロゼロ!
たまたま面白い人に会ってしまうだけやわ(笑)
本当にセンスがあるってのは
ボブサップ似の大男に、めちゃくちゃなこと言い放ってしまう
そして自分で突っ込んでしまうような
あなたで~す(爆)

全部読ませて頂きました

そうか~、マルちゃんのサインを見逃す事なく接してたすみれさん凄いです。さすが、やっぱり二人のお母さんやね。愛している証拠。マルちゃんが泣きながら頷いていたの、私もジーンとなりました。小さいながらにしっかりと受け止めて、マルちゃんって凄いな。さすがすみれさんの子供だね。

全部読み終えて・・・

マルちゃんの小さい胸の中にいろんな思いがあったんだな~と思うと切なくなりましたが、お母さんから妹のこときちんと聞かせてもらって、すごく妹への思いがストレートに表現できるようになったマルちゃんを感じました。
そして、やっぱり兄弟姉妹っていいなあってしみじみ思いました。
そしてそして、かわいくて素直で頼もしいマルちゃんとモモちゃんふたりのお母さんであるすみれさんの、とっても頑張っている姿が見えてきました。じ~ん。

ムッシュへ

長ったらしい文章読んでくれてありがとう。
私はマルを尊敬してます。
ほんと、私にはないものたくさん持ってるし、うちでは唯一普通の感覚を持っている人間なのです。
マルを見て大の大人の私が勉強することたくさんあるんだよね。
勉強は全然できないし、いやになっちゃうんだけど、自慢の娘です。
私もムッシュに負けず親ばかですわ~ねえ、ムッシュ!さすがが2回も入っててさすがの私も照れたわ(笑)ありがとうね。

かずさんへ

そうだね。ストレートになったよね
うんうん。
私、あんまり頑張ってないと思うんだけど、そんな風にいってもらえると嬉しいですありがとう。
かずさん、私がリンクしている
「青空の下で」というタルトさんの
HPの日記でかずさんの素敵な言葉が
話題になりました~
今度覗いてみてね~
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