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ドジなおかあちゃん

軍隊式シリーズの途中ですが、ちょっとした笑い話を



最近は、もっぱらガソリンはセルフで入れているのだが
モモのお迎えの時間が迫ったある日
私は、元気なお兄ちゃん達が勢ぞろいするガソリンスタンドへ飛び込んだ。

赤ランプが点いてから、10キロ以上は走行している。
これからお迎えに行き、大阪まで行くことはできないだろう。
料金は高いが仕方がない...


お兄ちゃん達は本当に元気だった。


いらっしゃいませぇ~~~~~!!


声もデカイし、動きも機敏。


ガソリンスタンドのお兄ちゃんって何であんなに動きが機敏なのかしら。

あら、あの子イケメンじゃない?うふふ...


何てことを考えていると、私が見ていたイケメンより更に上を行くイケメンが
運転席側の窓を叩いている。


..................何?何か?私に何か御用かしら?




現金ですか?カードですか?


OH!!失礼~♪


現金よ。現金!もち現金よ~ん。

ちなみに、レギュラー満タンだからねん♪




カードありますか?




ええ?カード??現金ですよ~
現金でお願いします。

と、私はご機嫌で答えた。


いえ...そのカードじゃなくて、ここのカード.....○○カードなんですけど.......



OH!!そうやった。そうやった。

ここのカードここのカード.....

私はダッシュボードを探る。


しばらく、セルフにしか行ってなかったのだが、まだ入っているはず。

必死で探る...



これですかっっ!!


いえ....


これですかっっ!!


あ...違いますね.....



あのう...もし良かったらそのホルダーごと見せてもらえたら
僕が取りますが......

(↑しびれを切らすお兄ちゃん....)



何とか、カードが見つかり、ひと安心の私。
こういうのは、苦手だ。前もって準備しておかないとこうなるから...
スーパーでも買い物中に、会員カードを手に持つかポケットに入れないと
気が済まない。元来ドン臭いので、レジでバタバタするのが
本当に迷惑だからだ。

うう...私としたことが...



すると、また先程のお兄ちゃんが今度はいきなりドアを開ける。



給油口、お願いしま~~~~~~す!!!




給油口お願いします。。。。。。


って.....何だっけ????




OH!!給油口だ!!

開けるの忘れてたのね!!

待って、今すぐ開けます。ほんまにご迷惑ばかりかけて
ほんまに、すいません。今すぐ開けます。はい、今すぐ......



私は給油口のレバーを急いで、引いた。

思いっきり、レバーを握って引いた。









............私は車内の天井を見つめていた.....










事態がよく呑み込めなかったが.....どうやら私は、リクライニングのレバーを
引いてしまったらしい....それも思い切り.......


今までも、何度か給油口のボタンとトランクのボタンを間違えたことはあるが
リクライニングにしちゃった事は初めてだった。



.....私は気を取り直して、すぐに起き上がり
今度はちゃんと給油口のボタンを開けた。



気づかれただろうか....
気がついていないだろうか....
私は、横目でガソリンスタンド内の様子を確認した。

その時、給油をしているのは私の車が1台のみ。

数人のお兄ちゃんが並んで立っているが、談笑中で
こちらを見て笑っている気配はない。
イケメンは、給油口の前で開くのを今か今かと待っていたはずだ...
給油口を見つめていたはずだから、車内の異変に気がつく可能性は少ない...はず。


もし...もし、見られたとすれば、ただ1人。
ずーっと窓を拭いているおっちゃんのみ。

しかし、フロントガラスに移動してきたおっちゃんは私と目が合っても
ポーカーフェイスだった。



どうやら、目撃者は皆無。
何とか、私はこのピンチを乗り切ったようだ。



笑顔で御礼を言い、私は颯爽とガソリンスタンドを後にした。
信号待ちの間、何気なくバックミラーに映るガソリンスタンドの様子が目に入った。






腹を抱えて前のめりになっている人間が2人。

手を叩いて大きな口を開けている人間が1人。

おっちゃんは雑巾片手に、何かおどけた仕草をして
明らかに、調子に乗っている。





笑うがいいさ....ああ笑っておくれよ.....




笑いなはれ~~~~~~~!!





学校へ着くと、モモが  お母さん~♪
飛び出してきた。


さっき、リクライニングになっちゃったことも知らずに
モモは、私をお母さんと呼んで待っていたのだ。
この世で唯一、私がどんな失敗をしても
私をすごい!と思っている奴だ。

(↑って言うか気がつかない。)


私を何の曇りも無い瞳で見つめている。

何だか、妙に可笑しい.....


コヤツは、いつ私がとんでもない失敗ばかりしていることに
気づくんだろうか...





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熱い男を見守る男

私達は、たまに校長が校長室にいるとこのチャンスを逃すか!!と
ばかりに遊びに行った。

とにかく、校長先生がみんな大好きだった。

校長先生の椅子や、来客用の重厚なソファーに座り
いつもいつも、くだらない話で盛り上った。

校長は、私達の担任の熱い男が大好きで
息子みたいに可愛いと思っていると、いつも言っていた。


ワシの若い頃に似ている



とよく言っていたが、2人のキャラは全く違う印象だった。

本当は、あんな風に自分の感情を剥き出しにして生徒と全力で
ぶつかりたかったのだろうか....
もしかしたら、過去にはそんな時代もあったのかもしれない。

この椅子に座っているということは...もしかしたら
そのスタイルを全うできなかったのかもしれない。
未だに出世とは無縁、当時のままの教育を貫く熱い男の真の教育者としての
資質をすでに見抜き、自分の理想を重ねていたのかもしれない。
真相はわからないが....


私の知っている校長は、全力で熱い男を守っていた。

いくつかのエピソードの2つばかりを...


私達が畑を耕し、じゃがいもを植えるときに熱い男は知ったかぶって
じゃんじゃん土をかけた。
すると、それをどこかで覗いていた(たいてい覗いている)校長が
私達にわからないようにそーっと手招きして、熱い男に間違いを指摘していたらしい。

わざわざ熱い男のプライドを傷つけないように、助言をしてくれたにも
かかわらず、空気の読めない熱い男はデカイ声を張り上げて


いや~参ったなぁ!!!

いや、知ってたんだけどなっ!!

本当は先生、知ってたんだけどなっ!!

誰だ~どんどん土かけたのはぁぁ!!

お前だな~!!



などと、最低なことを言いながらプロレス技を炸裂させていた。



それを影から、いつも微笑みながら見守っていた校長は
自分の地位などは、どうでも良かった....ように
今の私には、思える。


私達が、校長室にいる時に聞いた事がある。

どこの誰からの電話かはわからないが


熱い男君、いいじゃないかと思います。
彼は頑張っています。まだ若いから、そういう部分はこちらでも
教育が必要ですが....

私が責任を持ちます。

それは彼の方針で...はい
....それは私が謝罪するので





どこからか、クレームがあったのだ。

保護者からのクレームは全く無かったと、卒業してから
何度か聞いた事があるので、恐らく違う方面からのものだったと
推測される。


電話を切った後に、しばらくボーっと壁を見つめていた校長に


校長先生どうしたの??

元気ないよ~!!


と私達は、声を掛けた...ように思う。

みんな、傍で聞いていたので電話の内容は知っていた。
そして、小学生ながらも熱い男の教育法は一風変わっていることも知っていた。
そこにいた誰もが、どんな電話があって校長がどんな事で悩んでいるのかが
何となくわかっていたが、誰もそのことについて言葉にはしなかった。



すると....校長が、壁に並ぶ歴代校長の写真を見て....こう言った。





ここに、先生のブルドッグみたいな顔が並ぶのかぁ.....














爆笑の基本は緊張と緩和である。


一瞬にして、校長室は笑いの渦に包まれた。




次回へ続く

軍隊式小学校の愛すべき先生方

春になると思い出す。


私の通っていた軍隊式小学校の校長先生はとてもブルドッグに似ていた。
でも、ちょっと俳優の谷隼人にも似ていたので、男前だったのかもしれない。


新築の小学校には、校内テレビ放送があり
それを大層喜んだ校長は、月曜日の朝会をしばらくテレビ放送でしたいと
提案したが、2,3回でやめてしまった。

何故なら、学校にあるような安いテレビカメラでは質のいい画像を撮影できない
のだろう...校長の顔はいつも真っ黒で、鼻と歯だけがぼんやりと白く輝き
各教室で大爆笑する声が、学校中に響き渡るという事態になったからである。


私の中の、校長先生と言えば...小、中、高一貫して彼しか浮かばない。


彼は、生徒の名前を呼び捨てにした。


いきなり呼び捨てにする大人と言えば、キンキンか巨泉かこの校長くらいのものだ。


校長は、普段....どこにいるかと言えば......

そこら辺で園芸をしていた。
いつもジャージの上下を着て、冬でも大きな麦わら帽子を被り長靴を履いていた。

軍隊式小学校の用務員さんも、いつも校長と同じスタイルをしていた為に
どちらが校長かどうかなんて素人にはとても見分けがつかない。
ちなみに用務員さんはジャイアント馬場に激似で、その奥様は輪島関に似ていた。

唯一、教頭は教頭らしいいでたちをしていた。

金縁眼鏡、ポマード、綺麗な七三、いかにも神経質そうな方で漫画やドラマに出てくる
教頭のイメージにはまりすぎるほど、はまっていた人だった。
彼は、軍隊式小学校を離任し、いくつかの学校の教頭を勤めたのち
校長に昇格するのだが、未だにどこの生徒や保護者に出会っても

「教頭先生~~~~!!!」


と呼ばれてしまうらしい.......

ミスター教頭とは、彼のことだ。



ミスターは、着任してしばらくは気取った雰囲気だった。

いや、普通の先生だったと思うがあまりにも軍隊式小学校にはそぐわない
英国紳士のようなイメージだった。
職員室の定番である日本茶ではなく、何故か彼はいつも紅茶を飲んでいた、
しかも小指を立てていたものだから、気取ったイメージも定着してしまう。

しかし、そのキャラも長くは続かなかった。

続くというより、続けられなかったのである。


電話や、来客があると、どこにいるのかわからない校長を髪を振り乱し、探し回る。

走り回っている間にネクタイを緩めるのだろう
彼のネクタイは、いつも不良高校生のように崩れていた。
そのうち、来客や電話応対に出かける校長に園芸の続きを頼まれることに
なることが増え、彼は何故かいつも土を運んだり、肥料を運んだり
草むしりをさせられていた。

スーツを着ているのだが、いつもズボンからシャツがはみだしており
ミスターは、いつの間にか生徒や保護者の間から

「シャツ出し先生」という大変不本意なニックネームで呼ばれてしまうようになった。

1年も経つと、彼のいでたちは

下がジャージで、上はネクタイに変わっていた。

もちろん、長靴に麦藁帽子はマストアイテムである。


私は1度教頭に尋ねたことがある。


先生は、どうしてネクタイをしているの??
上もジャージ着たらいいのに....
と。


すると、ミスターは胸を張ってこう言った。


だって先生は、教頭先生だからね!!


そして、更に私は質問した。


先生、お花植えるの好き?




あんまり好きじゃないなぁ.....でも校長先生には内緒よ....



と、唇に指を当ててシーッ!!のポーズをしながら笑っていた。

その目は、とても優しく何だか温かい気持ちになったのを今でも覚えている。




次回へ続く

方向指示器の怪

方向指示器って、切れそうになると

チカチカがめちゃくちゃ早くなるんだよね.....


そりゃ、ものすごいスピードでチカチカするんだわ.....



あれは、私がまだまだ若かりし頃のこと。




その当時、私は実家から車で通勤していた。

私と同じ方面から通ってくる先輩が


ずっと後ろついて行ってたのに気がつかなかった?
すみやん(当時のあだ名)方向指示器も出さないで曲がるから
びっくりしたよ~!


と、挨拶もそこそこに私に言った。



方向指示器を出さずに曲がるなんてことは....ありえない。

納得いかない私は


え~~~~!ちゃんと出してましたよ~。

と、答えた。だって、間違いなく出してたのだ。



すると....もう1人の先輩が


もしかしたら、ランプが切れてるんじゃない?
ここ最近、点滅が早くなったりしてなかった?
と、会話に入ってくる。



えええ~!!!

ランプって何?切れるの?切れるんですか~?





(先輩2人)当たり前よ~!




帰り際...先輩が、私に1つの提案をしてくれた。


すみやんの家に着くまで後ろついていってあげるわ。

知らない人が後ろについたら、追突される可能性あるしねえ....




先輩は、私の家が通り道。
わざわざ遠回りしてくれるのではないから、私は是非...とお願いした。

調べてみたところ、右折のランプは無事で、左折が切れていることがわかった。


幸い、家の手前までは左折はない。

しかし、最大の難関は国道から我が家に入る細い私道への左折なのである。



結構な交通量、しかも夜.........

いきなりあの私道に曲がるのは、危険極まりない。


運転しながら、私はどうすべきか考えていた。

ランプの替えがありそうなお店は閉まっていた。


思い当たるお店はあったが、そこは4車線もあるような交通量の激しい場所にあり
しかも、自宅へ帰るより遠い。
何とか、今夜乗り切って明日の朝、家のすぐ近くのガソリンスタンドに
寄ってみようという結論に至った。
そこなら右折で入れる。うん。そうしよう......



何気なくルームミラーで後ろの先輩を確認すると........





先輩の車がない!!



代わりに私の目に飛び込んで来たのは......



FUSO







FUSOである






ルームミラーいっぱいにFUSOの文字が.........


ああ....先輩よ.....今何処......



私は、どうなるのだろうか。

よりによってこんな巨大なトラックが後ろについている。

しかも、そのトラックはどこまでもどこまでも、ミラーの中から消えてくれぬのだ。



左折スポットまで、あと2キロほど。


私は、更に考えた。考えて考えて考えて導き出した結論は



とりあえず曲がることを後ろに知らせること!!

だった。

左折だが、右折の指示を出せば、この人は曲がるのだと理解するだろうと思った。
右には曲がれる道はない。
ないからこそ....


この人は、右折のウィンカーを出しているがとにかく曲がるのだ。

しかし曲がれるのは左にしかないのだから

この人は、きっと左折をするのだろうと思ってくれる。



と、私は自分に言い聞かせた。




私が馬鹿と言われる所以である......





しかし、そうは言っても不安が残る。

左に曲がるのに、右の指示を出したら余計にややこしい事に
なるのではないか...

しかし、そこは一車線。

私が右に曲がることを知らせても、後ろのFUSOは私の車を左から追い越すことは
出来ない。そんなスペースはないのだ。
私が、完全に左折するまで後ろのトラックは、待つしか道はない。



よっしゃ!!



覚悟を決めた私は、方向指示器を点滅させた。




右に出してるけど左よ!!右だけど左なの!!



とにかく曲がるから!!曲がります~~~~~~!!







......とっさに、私に名案が浮かぶ!!





急いで私は窓を開けた。






窓を全開にして、



私は大きく左折のポーズをとった!!







夜である....見えているだろうか....?


どこかのおじいさんが、自転車でやっているのを見たことがあるが
このポーズは、車でも通じるのだろうか・・・

私道が見えてきた。いよいよである.。


私は、最後にもう一度自分の伸ばせる限界まで手を出し
方向指示器は、右に出したままで
FUSOの注意を惹きつけ左折のポーズをとった。



ま......曲がった......




曲がれた............





私は、夢にまで見た左折に成功したのである。


星が綺麗な夜だった。






ハザードランプを点ければ良かったんでないの......??




と、気がついて散々1人で思い出し笑いをしたのは
つい先日のことであった......







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