20080118
- ドラマとモモの誕生日(01/18)
ドラマとモモの誕生日
2008.01.18
今日は、久しぶりにドラマを観た。以前から気になっていたあのドラマである。
原作は読んだことがない。
このドラマのCMを観た時に、すぐにモモと重なった。
私は、多くの親と同じように将来のことを考えることがある。
と言うより、常に考えている。
それは、モモに知的障害があることがわかり
高機能には属さないことを知ってからだっただろうか。
それとも、もっと前からだっただろうか。
高機能と診断されてからしばらくは、友達との関わりに重点を置いていたと思う。
友達を求めるモモが、1人でお弁当を食べていること。
友達を求めても求めても
からまわりしては泣いている我が子を見るのが忍びなかった。
どうすれば、あの輪の中に自然に入れるのだろうか...
私は、そんなことばかり考えていたような気がする。
ひらがなも数字も覚えないモモだったが、自分と同じ障害なら
自然にいつか覚えるだろうと思っていた時期もあった。
知的障害はないのだから、コミュニケーションに少々問題はあっても
いつか私と同じように、就職して結婚して出産もするんだろうと
思っていた。
しかし、そうではないことに気がつくのにそんなに時間はかからなかった。
モモには、友達との関わりよりももっと大切な事を教えなければならない。
それは、私がもし明日消えたとしたら...という事を前提に
モモには、1人ででも生きていける知恵を授けなければならないということ。
優先順位はまず、食べること。
それがきっかけで、本格的に料理を教えることにしたのだ。
包丁を持たせることを危惧している時間はないような気がした。
安い食材で作る簡単なレシピを買物から始めた。
お金には限りがあること。
これだけのお金で買えるわずかな食材でこんなものが作れるよ。
という基本を繰り返し教えた。
幸いモモは、買物も料理も気に入った様子だったのでこれは
もう2年間続いている。
今では、マルと一緒にリュックを背負い歩いて15分のスーパーで
お買物しては、何とか形になるものを作っている。
以前、モモが退行現象か何かわからないがあの包丁さばきに翳りが
見えてきていると書いたことがあるが、確かにその通りだ。
以前のような技は、ここの所見せてもらっていないが
味は相変わらずである。やっぱり私の味とは全く違うのだ。
これは、本人が飽きないように工夫しながら
時間を作り、これからも続けていこうと思う。
そして、やはり学習である。これは基本中の基本であろう。
計算が出来なければ、お金を使うこともできない。
現在モモは、発達障害に詳しい先生に学習を見て頂いているが
先生のお話では、現在1年生の5月程度のレベルだそうだ。
2年生では、もう授業についていけない可能性が大きく
特学での個人に合わせた授業も視野に入れなければならない状態である。
(この特学の話は、またいずれ進級が近づいたら記事にしたいと思う。)
その先生にモモをお願いする際に告げられたのが
中学までは特学で行けるが、現状のレベルでは普通高校は無理
就職も運がよければ障害者枠でどこかに入れるかもしれませんが
通所施設へ通ったり、作業所等へ通ったりするケースが一般的です。
とのこと。
私は、中学からは養護も視野に入れて考えてはいたので
普通高校には行けないとは思っていたが、その後の具体的な
進路まではそれほど深く考えてはいなかった。
確かにそうなのだ。その通りなのである。
私は将来を考えているようで、もしかしたら
現実から目を背けようとしていたのかもしれない。
この子は、私とは違う人間。
この子には、この子の人生があり私と同じレールの上を歩いて
行くわけではないのだと気がついた。
モモは、よくこんな事を言う。
モモね〜大きくなったら赤ちゃん産む〜!!
モモが結婚したらお母さんに遊びにくるね。
モモはドラマの中の「ゆずちゃん」より、流暢に話すが
あとは、生き写しのようだった。(顔は違うけど)
赤ちゃんが欲しい!と望むのに、母親に反対されて
馬鹿だから?と涙を流すシーンは、きっとこの先忘れられないかもしれない。
もっと印象的だったのは、母親のセリフだ。
大事に大事に育ててきた。
みんなに馬鹿にされないように、可愛い服を着せて
髪の毛もいつも可愛くした。
私だって、産ませてあげたい。
そうだ...髪...
長いこと、髪の毛を切ることが出来なかった。
とても艶々で綺麗なモモの超ロングヘアは、モモにとても似合っていた。
そして、そこだけはモモが周囲にいつも褒められる部分でもあった。
私は、その髪の手入れにかける時間を惜しまなかった。
洋服もそうだった。意識したことはなかったが
私も、もしかしたらゆずちゃんの母と同じ気持ちで、モモの身だしなみに
気をつけていたのかもしれない。
現在の私はモモにいつか好きな人が出来て子供が欲しいと言ったら
嬉しいと思うかもしれない。
でも、どうだろう...ゆずちゃんは、8歳のレベルだと言っていた。
モモがもし、あと1年程度の成長で知的レベルが伸びなかったら...
きっと、私もあの母親と同じように戸惑うかもしれない。
しかし、きっと私もモモに選択させるかもしれない。
何故なら、モモも私に何度か言ったことがある。
お母さんになりたいな。
赤ちゃんが欲しいって事?
うん。赤ちゃんとお母さんになりたいねん。
そして、私を指差した。
マルがお母さんみたいになりたいの?
と聞くと、モモは嬉しそうに頷いた。
だって好きやもん♪
その時には、単なる家族の会話でしかなかったが
私は、ドラマを観ながらあの時の会話を思い出し
あの何気ないモモの言葉に、ドラマの中の母親と自分を重ねてしまった。
こりゃ、長生きしなきゃならんなぁ...
今日はモモの7歳の誕生日である。
昨年の今頃は、幼稚園のお誕生日会で自分の誕生日を言う練習を
繰り返し繰り返ししていた。
8が書けなかったモモは、家でも電車の中でも自分が書けるまで
何度も8の字の練習をしていた。
数字も書けずに読むこともできず
自分のお誕生日は
18月です!なんて言っていたモモが
足し算も、引き算もやっているではないか...
この子は成長している。それも大きく。
1日1日を大事に生きて行きたい。
来年の誕生日にも、モモと共に自分の成長も感じたい。
いつか、私がモモを見るように
モモがかけがいのない幸せを手に入れることができるよう
出来る限り、頑張ろう。
前回の記事にコメントありがとうございます。
コメントへのレス遅くなっていてすみません。
記事を書いたら時間がなくなってしまったので
今夜にでもお返事させていただきますね。
すみれからのお知らせ
あした天気になあれ
ぴよこちゃんが、復活したよ。


