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わたしの勝負服!!なつかしや~

私は現在30半ばである。

中学生の時は、チェッカーズが流行っていた。

あの頃、チェックや郁弥もどきの髪型が
私の住んでいた田舎にも蔓延していた。

そして漫画文字や、クッキー文字なるものも夢見る乙女達の
ハートをがっちりつかんだ。
ペイントマーカーやら、フェルトのアップリケなどで
自分の持ち物に名前をつけた。

私ももちろん例に洩れず(チェッカーズの大ファンではなかったが)
クッキー文字のアップリケを
チェックの巾着を作って縫い付けた。

この巾着は、当時の私のお気に入りで、通学や部活動
家族のおでかけ、お墓参り(?)
いつでもどこでも、服装とミスマッチだろうが
登場していた。

私は、中学生時分...部活動以外で休みの日に友達と待ち合わせて
どこかに遊びに行くってことは極端に少なかった。
そんな暇がないくらい部活動に明け暮れていたし
おかしな私をなるべく外に出したがらなかった
両親の了解を得ることは難しかったのだ。

でもそんなある日、部活動仲間の5人で
隣町まで電車で遊びに行くことになった。

珍しく両親の了解を得た私は
その日からというもの

何を着よう!帽子は?靴は?はたまたハンカチのことまで
入念に計画しだした。
バッグは、あの巾着で決まりだったのでその心配はしなかった。


当日...私はありえないほど早起きだった。
胸が高まり、今にも破裂しそうだった。
そして、数日かけてセレクトした勝負服に着替えて家を出た。
待ち合わせまでまだ2時間もあった。
でも、私は街のショーウインドウに映った自分の姿を見たり
ちょっぴりターンしてみたり、空想にふけっていたので
いつの間にか30分前になっていた。

10時になり、街の雑貨屋
(当時はファンシーショップと呼んでいた)
が開店したので、私はそこであれこれ迷った挙句に
だてめがねを購入した。

当時はアイドル達が、よく伊達メガネをしていた。
ちょっと太目のフレームの黒が流行だったが、私の街には売っていなかった。仕方がないので、ピンク色のフレームのだてメガネを選んだ。

これで、本日の私のファッションは完璧だった。


メガネをかけて待ち合わせ場所に行くと、すでに1人が来ていた


おはよ~


おとなしいEちゃんは、小さな声でおはようと返してくれたが
ちょっとビクビクしていた。


Eちゃん、どうしたの?

元気だすべ~



Eちゃんはうん大丈夫と言いながらも
何だか本当に具合が悪そうだった。

そして2人がやってきた。

信号の向こうに立っている2人に


私は
お~い!!

と元気よく手を振った。

2人は、なぜか爆笑していた。
お互いをたたきながら1人はジャンプして笑っている。
みんなお出かけでテンションが上がっているのね~♪
うふふ。楽しい一日になりそうだわ。

あ...Eちゃんのこと教えてあげなくっちゃ!
近づいてきた2人に

「あのね、Eちゃんがねっ」

と、私が言いかけた時...
Eちゃんがうずくまった。




大丈夫~!Eちゃん大丈夫~??



???????


Eちゃんは笑っていた....
うずくまって笑っていた...
後から来た2人が、更にけたたましく笑っている


え?何?何?

さっぱり私には理解できなかった。


後から来た1人の腕を掴んで


何よ~!!

と揺さぶった。そしたらヤツは20cmほどの長~い鼻水を
ブーンッと勢いよく垂らした。
またその鼻水を見て、みんながのたうちまわって笑い転げた。

今度はもちろん私も一緒になって笑った。

最後の1人が、親に送ってもらい登場した。
彼女は車から降りてくるなり、のたうちまわった。


え!?鼻水垂らすの見てないのに

何で笑ってるの??


って私は思い切って聞いてみた。すると.......






うわあ~!!スミレ~!!

ドアップはやめてくれ~



そして更にみんなが、苦しくて息ができない~
こっちを見るな~!!と私を指差して泣いていた。



みんなは笑いながら

こんなヤツは置いて行こう!!


うん。そうしよう!



と、相談していた。もちろん冗談なのだが
冗談が通じない私...
こんなに楽しみにしているのに、いけないなんて
いやだ~!!と泣き出した(←アホや!!)


すると...みんなが途端に



ごめん、ごめん。

冗談だっぺ~!!

からかっただけだっぺ~



でもなあ...すみれ...


今日のあんたって


トンボみたいだよぅ~

トンボに似てるんだよぅ~!!ブブッ~


そして、おとなしいEちゃんも鼻水女も
また噴き出した。



私がトンボ!?

ありえない。このファッションが理解できないなんて

みんなどうかしてるわ!




鏡に連れて行かれた私は自分の姿に

思わず

ウワッ!


と言ってしまった。


めがねのはずが

私はグラサンをかけていた


お店の照明が白熱灯だったので、レンズにうっすらとついている
色に私は気がつかなかったのだ。

しかも!!そのうっすらは



ピンク色で、下に行くにつれて赤色になっていた



これですべてがわかった...




イタイ...!

あまりにもイタイ!



納得してサングラスを外した私だが、

服装も、グラサンと同じくらいイタかったことには

とうとう気づくことがなかった。






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え...江頭!?

今朝、カニが逝っていた。

悲しみに暮れた我が家の姉妹は


カニのお墓を作ってくるッ!!



と、カニの亡骸を抱き外に飛び出していった。
その後しばらく私は仕事をしていた。

あれ?帰ってこない...

そのうち旦那が起きてきて事情を話すと、下に向かって
2人の名前を呼ぶ


おい!いないぞ!


よく見ると、自転車が2台無くなっている。
出かける予定になっていたので私は急いで探しにいった。
敷地内の公園では大勢の子供が遊んでいた。
もうすぐ11月だというのに、暑い...

子供達は半袖で汗だくになって遊んでいる。
中にはキャミソールの子もいる。

楽しそうな子供の集団の中に、何やら怪しい子供が見え隠れ...


モモだ!!

もうすぐ11月だってのに、いくら暑いとはいえ...



モモは裸だった


いや...単なる裸の方がマシだったのかもしれない...

我が子は...我が娘は...






江頭だったのだ!!




とにかく、黒いタイツだった。上は裸だった。



モモは、確かワンピースを着ていた。
タイツは暑いからやめなさいと言ったが、どうしても履きたがった。
そして、黒のブーツを履いて出て行った。
この気候でツイードのワンピースにタイツにブーツである。

汗っかきのモモはたまらず
誰かに服を脱がせてもらったらしい。


タイツを脱げばいいのにワンピースを脱いだのだ。


そして江頭が出来上がってしまったのだ

肝心のカニの亡骸は自転車のカゴに置き去りにされてた....

合掌




ありえない物忘れ

久々の、忘れ過ぎシリーズ。

私は、服を着ていないことをしばしば忘れる。

以前は着替えの途中で袖を通すのを忘れて

片乳まるだしで、仕事をしていた間抜けな記事をアップしたが


今回は、片乳では済まない。

あれは昨年の話。
子供と3人でお風呂に入っていた私。

子供達がのぼせる~と騒ぐので、先に2人を出した。

ちゃんと自分達で身体を拭いて、着替えているはずだった...


しか~し!!

脱衣所から、居間へ続く水溜り...

どうも身体を拭いてる様子がない。
しかも居間から聞こえてくる馬鹿騒ぎ!

絶対に着替えてもいないだろう。

「あいつらぁ~~」

私は、その時点で自分の身体を拭くことを忘れて
バスタオルで水溜りを拭き出した。
拭いても拭いても、したたり落ちる雫...


なんじゃこりゃ~!!


ちょっと切れ気味に拭き拭きする私...



あとからあとから滴り落ちる雫の原因が自分の髪の毛だったことに
気がついた私は、気を取り直してそのまま玄関マットの上で
身体を拭き出した。
中では、2人が相変わらず裸で走り回り、挙句の果てに
全裸でベランダに飛び出した。しかも喧嘩しだした!!







なにやってンだ~~!!




こらぁ~~!!





2人とも喧嘩せんと




早く着替えなさいっ!!









たまらず玄関で怒鳴った私...




その時ね...

その時ね...




なぜか背後で物音がしたの...



私、玄関。

後ろには誰もいないの。
あるのは扉だけ。





でもっ!!




人の足音が聞こえたの!




それも




ドア越しの音じゃなく...




生で!




アカペラで!





(アカペラの意味を履き違えてる?)





どこの誰かはわからないが...

多分、私が山伏になっていた時に降りてきたおばさん?

とにかく、絶対に見られてた!!


玄関が大きく開きっぱなしだったから
ただでさえ丸見えなのに




怒鳴ってたもの...




しかも



なにやってんだ~?って




自分が何やってんだ~??






って思われたよね??


私ったら...

玄関の扉が全開になっていても全然目に入らないのね。

お風呂に入る時に前を通ったはずなのに

全く気がつかなかった。

しかも、拭き拭きしてる時だって玄関の前で

拭き拭きしてたのね...

そう!全開のまま。



みなさんも、玄関の閉め忘れにはくれぐれも注意してね!


空間認知力ーある方の導き

空間認知力がまるでない

空間認知力がまるでないパート2

前回までの記事 ↑



:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



では、空間認知について3回目の記事を書きます

私は、ある人の存在を思い出した。

アスペルガーライフblogを書かれている狸穴猫さん。
彼女は、アスペルガー当事者でドエライ知識を持ち合わせた方である
この方のブログを読んでいると、同じASでも頭の構造がまったく違う
ことに気づかされる。

私程度の人間にはとても理解できない
難解な言語が飛び交っているのだが
それでも小難しいどこそこの教授の論文よりは
読んでみたくなるし、わからないことがあっても調べてみよう
という気を起こさせてくれる。

中には、AS的聞き間違いや物忘れのお話など噴き出さずにはいられない
内容の記事もあり、私はほとんど毎記事読み逃げでお世話になっている。(だって、気の利いたコメントができないの~)

私は思い切ってこの方に相談してみることにした。

ほぼ全文です


狸穴猫さんこんにちは。

実は最近ずっととらわれている疑問があります。
主治医に聞いてみればいいのですが
次の診察が11月末なので
狸穴猫さんなりのご意見を聞かせていただけたら
ありがたいと思い書き込みさせていただきます。
私は、小さい頃から不器用と言われていて
図工や家庭科の成績は最低でした。

折り紙や、子供雑誌の付録は組み立てることが出来ません。
説明書を見ると、余計にわからないんです。
地図も読めないんです。
ダンスがとても苦手で反復横跳びが、高学年まで出来ませんでした。

でも、ナイフで鉛筆を上手に削ることもできるし
子供や自分の服を製作しています。
いままで私は、自分が不器用だと思って生きてきたのですが
それってもしかしたら違うのかもしれないと感じたんです。
空間認知とこれらのつながりってあるんでしょうか?

地図はよく聞きますが
折り紙や付録なんかもその類に属するのでしょうか?

自分は空間認知に問題があったのであって
不器用ではなかったのだろうか..
お返事はいつでもいいのでもし、ご意見を聞かせていただければ
ありがたいです。




すると...

なんと...

信じられないほどに空間認知について調べあげた
答えを提供してくださったのです!!

こちら
http://maminyan.blog5.fc2.com/blog-entry-95.html


すみれさんの例ですが
お話から広範囲の視線移動や広範囲の追視(ラインを目で追うこと)
に難がある可能性があるかもしれません。

というおまけつき!!
いや~なるほど。こんなこと絶対にわからなかったよ。
確かにラインを目で追うことが出来ない。
大雑把でも不器用でもなくラインを追えなかっただけなのよ
(調子に乗っている)


狸穴猫さんは、以前より空間認知に興味を持っていらしたそうだ。
ご自身の記事にも書かれているがその理由が


私がこの件に興味がある理由なんですが
私はどっちかというともともとは二次障害フリーなほうだと
自分では思っていますし、地図等も問題なく読めます
ただ、それに昔やった視能訓練が関わっているのではないかと
疑っているんです。
私は斜視で片眼弱視なもんで、
子どもの頃視能訓練をくさるほどやっているんです。
おまけに視能訓練のために立体視訓練や視線移動訓練などの
視機能のトレーニングだけでなく
両手を使った細かい手作業を伴う作業療法的なトレーニングまで
しているんです。
で、あまり二次障害にならなかった理由に
上記の視能訓練が何らかの影響を与えているような気がするんですね。



という。
これはこれはどうでしょう??

視能訓練...実はうちのマルは1歳過ぎに
「偽斜視」と言われて、症状が変わらないようなら
視能訓練をしましょうと言われたことがある。
でも、斜視や弱視と診断された人のみが受けられるものなのかしら...
気軽に通える町の眼科はもしかしたら、受け入れてもらえないのかも
しれない。
眼科に勤める私の友人に早速問い合わせてみた。
彼女は眼科にいながら恥ずかしいのだけど空間認知について
知識を持ち合わせていないとのことだった。
ただ視能訓練士の方のお答えを戴けた。
斜視、弱視などの治療に力を入れている病院なら
力になってくれるそうなのだ。

そこで、私は市内の病院に電話をしてみた。
1件目は、診察中の院長先生自らが電話に代わってくださり
丁寧に教えてくださった。
そこでわかったのだが
空間認知と視能訓練の関連というものは眼科の中でも
まだそれほど浸透していないようだ。

ましてや、発達障害児と視能訓練となるとますます混乱する様子が
伝わってきたが、先生は御自分でも調べてくださり
もし、なにかわかったら連絡してくださるとまで言ってくださった。
とてもいい病院だったのだが、視能訓練自体されていない病院だったのであきらめるしかなかった。

3件目に、訓練を受け入れてくれる病院を見つけた。
もちろん発達障害児でも問題なく受け入れてくれるという。
予約は11月半ば。
私の空間認知力についてばかりクローズアップしてきたが
もちろん、モモも私と同じである。
今のうちに、出来るだけのことをしてあげたい。

質問した相手にこんなに的確な答えと自分が望んでいた以上の答えを頂けるということはそんなにあることではない。
私は、狸穴猫さんに質問の答えと大きな希望を頂いたのだ。
こんなに的確な答えを
専門家でも出すことは難しいかもしれない。
もし、専門家が教えてくださっても、私には難しすぎて耳から耳へ
通り抜けていってしまっただろう。
狸穴猫さんがご自身の経験を元に
的確なアドバイスをしてくださったから
私には理解することができたのだと思う。

彼女には心からお礼を言いたい。

それから、この大きな希望をたくさんの方に知っていただきたく
狸穴猫さんの了解を頂き記事にさせていただきました。


2007 11月 追記


発達障害だけの診断名では、眼科での視能訓練を
受けることは出来ないようです。
眼科ではありませんが、スポーツ選手や発達障害などの
視覚訓練をしてくださる機関の情報です。

■視覚訓練の開始






テーマ : 発達障害
ジャンル : 福祉・ボランティア

空間認知力がまるでないパート2

空間認知力がまるでない

前回の記事 ↑

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


空間認知...


高さ、大きさ

距離、形、動きが自分とどんな関係にあるのかを

認識すること




わかってはいるがこれがほんまに難しい。

調べたいけど範囲も広く、とても私の手に負えそうもない。

大学教授の論文を読んで理解するなんてできそうもない。


そこで私は、まず自閉症の2人の娘さんを育てていらっしゃる
ユキコさん
に聞いてみることにした。

ユキコさんは、私程度の知識ではこれくらいしかわからない
と前置きをして


一般的に言語発達に遅れがあると

空間認知能力は優れている場合が多いだろうし

その逆でアスペルガーは言語発達はいいけれど

空間認知能力は弱いって言われてる。


と、教えてくださった。

なるほど...。

私は発語は早かったようだ。

WAIS-R検査を以前医師に勧められたが、やっていない。
だからはっきりとしたことは言えないが
毎年テレビでやっていたIQテスト

テストザネイション
の言語は満点だったのを憶えている。

そこでユキコさんに、言語と空間認知は反比例するのね
と、興奮して尋ねてみた。

すると...

やはり、持って生まれた性格や能力もあり個人差があるので
一概にそうともいいきれないらしいとのことだった。

でも、これで1つ自分自身には当てはまる納得できる答えを
見つけた。

その後、自分の力で探し出してみたことも書いておこうと思う。



空間認知能力=y染色体

y染色体をほとんどの女性は持っていないのだという

その昔、男性は狩りをするために遠出をし

女性は家を守っていた。

そのためにy染色体は女性にとって必要がなかった

そのため、女性の方が空間認知能力が弱いのだ。




それと、こんな仮説もある。




人の顔や名前をすぐに覚える人は方向オンチが多いそうだ

その逆で、人の顔や名前を覚えられないタイプは

地図に強いそうだ



一般的に、方向オンチは記憶力が悪いからだ!

と言われがちだが、違うのだ。
これには、正直驚いた。



それと...私が、昨日の記事で触れた



せっかちな手についても興味深いことがわかった。


これが起きるのは



右脳と左脳の思考に時間差が出来て

自分で考えるイメージが確定する前に

手が動いてしまうため
なのだ。


私の手は、私をしばしば追い詰める。
私はそのたびに

「この手が~この手が~」
「この、おっちょこちょい!!」
「せっかち野郎!!」

と、罵って来たがこのせっかち野郎に罪はなかったのだ。
ごめんよ。



昨日の怪獣ママさんのコメントに
視覚が弱いかわりに、聴覚が発達している。
との記述があったが、まさにそうなのである。

これはほとんどの方がご存知で今更説明する必要がないかも
しれないが脳のどこかに弱い部分があると
他の部分が発達している。
発達障害者に天才的な能力を持っている方が多いのは
そのためなのだそうだ。
人間の身体というものは本当に神秘でございます。

(つづく)


パートⅢでは空間認知力と視覚についてです。









テーマ : 発達障害
ジャンル : 福祉・ボランティア

空間認知力がまるでない

おりがみができない

(作れるのは怪しい鶴とやっこさんのみ)

子供雑誌の付録を作れたためしがない

(まず、展開図やら向きが理解できない)

洋服や小物を作ることが出来るが、

型紙や作り方の説明が理解できない


(小学校の時、家庭科の授業で針に糸を通す作業で1時間が終わっていた)


地図が読めないダンスができない

これ全部わたしのこと。


例えば、私は怪我が絶えない。

大人なのにすぐに転ぶし、火傷する

頭をぶつける、ドアで手を挟む

わたしの身体にはいつでも、知らないうちに痣ができている。

この件について私は今まで不思議に思ったことがなかった。
昔からおっちょこちょいだと言われて来たから、そんなものだと
思っていた。

ドアに手を挟んだり、足を挟むのは






私の手が




せっかちなのだと思っていた。






身体はゆっくり動いているのに、手だけが先に先に動いてしまうのだ。
まだドアをくぐっているのに、片方の手でバーン!!
と閉めて挟まるのだ。

車を駐車場に入れる際、まだ入れきっていないのに
ハンドブレーキを引いたり
いきなりギアをパーキングに入れてしまったこともある。

これらのことを私は普通に受け入れていた。

私は不器用でおっちょこちょいなのだ。

でも、こうしてブログに色々記録をしていて
あることがとても気になった。



私って不器用なの??



私は先生と親に

「不器用」と言われ続けていた。

図工と家庭科の成績は良くなかった。



でも...

私は、熱い男の教育で小学校の間鉛筆を必ずナイフで削っていた

鉛筆削り大会なるもので優勝したこともあるのだ。

洋服なども作る。上手くはないがとりあえず作りたいものは

形にできる。


器用ではないが

不器用ではないんじゃない??




そんなことが頭をかすめた。

自分で自分がさっぱりわからない。

得意なこと

不得意なこと
で分けるのなら簡単だったが
それでは納得できない自分がいた。


そんな時に空間認知
という言葉があったことを思い出した。

空間認知...言葉は知っていたがピンとこない。
この力が弱いと
地図が読めないとか、縄跳びが苦手っていうのは知っていた。

私はしばらくこの言葉にとらわれてしまった。




このシリーズは連続で記事にします

テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム
ジャンル : 心と身体

私の人生Top3に入る驚き!!!

実は。。。すごいニュースがあります。

私は、これを知ったときしばらく手が震えて
訳のわからぬ高揚感で思考がだいぶ停止していました。
こんなことってあるの??

こんなこと経験する人って結構いるんだろうか??

相手の方より、記事にしても良いという了解をいただけたので
早速わたし、またもや手を震わせながら記事を書こうと思います。

では、いきなりその驚きの内容は何なのか...結論からお話します。


私のブログを

何度か見てくださっているある方に

お会いしてしまったんです!!


私はその方を知りません。その方も私を知りません。

ではなぜ...私とその方が出会ったのかと申しますと

その方とは電車の中でご一緒したのです。

そうです。
私が記事にしたモモと、私と、マルの3人のお出かけの日です。
実はその日、私たちは神戸へ出かけていました。
私は、神戸付近に住んでいるわけではありません。
その方が、どんな職業でどんな事情を抱えているかは公開しても
構いませんとおっしゃってくださったのですが、地名を出させて
頂くだけで後は伏せることにします。

私たち親子が乗った席はボックス型でした。
とても混んでいたので1席に3人で座っていた私たち。
その方は、ちょうど私の後ろの空いているスペースに
立っていらしたそうです。
いきなり、1席に3人で座っている姿が目に入り(笑)
大きな声で


おか~さん

あした、幼稚園??



おか~さん

あした、幼稚園??



と、何度も繰り返しては私とマルに


シーッ!!


とされているモモに注目したそうです。



そこまでは、まだ何とも思っていなかったようですが

私が携帯に入ってきたコメントを読もうと携帯から
アクセスしていた画面が目に入ってしまったんですって!!
Topページらしき「ココロのひろば」という文字を見てしまったんですって!

でも、ここで何故私がすみれだと思ったのか...

いえいえ、その方は何とも思わなかったそうです。

ただ、ココロのひろば

というタイトルはよく自分がアクセスしているし


同じものなのか、それともまったく違う方のものなのか
多分、違う方だろう...と思ったらしいです。


でも、仕事をしながらふと



胸騒ぎのようなものを感じて、検索をしたんですって。


そしたら...


ココロのひろばという名のサイトは2つしかなかった。


あの人も多分同じものを読んでいたんだ~
と、すごい偶然に驚いてたらしいです。


その後、私のブログを見ていて



モモのなが~い髪


小学生のおねえちゃん


沢尻エリカに激似のわたし



いや、3番目は私が作った。


そこで



もしかしたら...??

と、私にどうしても確認したかったそうで
長文のとても素敵なメールをいただきました。


その方のおっしゃってる事はすべて、私たちの行動と符合していて

私たち親子とその方は、確かにあの時

同じ場所にいたのです。


こんなことって、あるんでしょうか??


お顔も知らないままなんて...(涙)
振り返ればよかった~

本当にこんなに嬉しい、こんなにすごい確率の出会いって
あるんですね。








狂喜乱舞

先日、私とモモとマルの3人で出かけた。

ある電車に乗り換えたや否や、モモが飛び上がっていつもの数倍の
声を出し

おかあさ~ん!見て!

と何度も呼ぶ...

モモ!静かにしなさい!

私もついつい強い口調で注意する。


私は喜んで電車内を走り回るモモの襟首をつかみ
ズルズルと座席に戻す

するとまた端から端までモモが移動する。




おかあさん、モモはいっつもこんなに
調子にのってるの?


マルが小声でささやく。

まあ...だいたいこんな感じやけど、今日はすごいわ。
どうしたんやろ。
久しぶりにマルと一緒に出かけられることで
テンションが上がっているのだろう。

そしてまた、モモを捕まえ私の膝で動かないように押さえつけた。


バタバタもがく!どうしても動きたい...
でも、私も絶対に離さない!!
壮絶なバトル。

するとモモが



だって見るの


ぜーんぶ見るの!せっかくやから見るの!!



と指を指して訴えた。


へ!?何を見るって?そういえばさっき
見て~って言ってたかも...
でもせっかくだから。って何がじゃ??

モモが指をさしたその先には....



<ワキガ多汗症は俺にまかせろ!!>

<ワキガ多汗症は俺にまかせろ!!>

<ワキガ多汗症は俺にまかせろ!!>



ダーッ!!

モモの大好きなあの美容外科の院長がいっぱい!


これで、他の車両にも探しに行ったのね。






電話1本やろ~?だからモモが言ったやろ?

自分が先に見つけたことを自慢している。


そこでマルが、


おかあさん

お米のマルエーのおっちゃんのこと?



と聞く。
マルはこの2人が似ているとモモが言ってることをまだ知らなかった。


「そうそう...モモがね、青い服が一緒だから似てるって言うの」


ふーん

マルエーの最後って何て言ってた?

電話1本の他に

おまかせあれ!!って言ってた?

とマルが聞く。


「うーん...それは違うCMかも...マルエーは、電話1本
だけだったと思うよ」


そっかぁ
マルが納得する。

でもそこへ悪魔がやってきた


ちゃうで~

電話1本やで!せっかくやからマルちゃんも見てや~

な?

電話1本と似てるやろ??


マルがしぶしぶ頷く。


悪魔は続ける


電話1本やで

おまかせちゃうで。



あそこにまかせろ!!って書いてあるから

どっちかわからなくなっただけやもん


マルが言い返す。








ワキガ多汗症は俺にまかせろ!!





ワキガ多汗症は俺にまかせろ!!




ブハッ...た..確かに。

でもこんな場所でそんな理由でもめるのはやめてくれ...


するとマルが

じゃあ言うよ


ワ・キ・ガ,..

多い?多く




マルがワキガと言った途端

多くのヒトが一斉に振り返る...


[マル...読まなくていい。わかったから]


マル...あんたまで...


モモが電車の中で恥ずかしいのは、障害のせいだとばかり
思っていたが、どうやらそれはちがったらしい...




この恥ずかしい姉妹は旦那の遺伝子

と関連しているにちがいない



いや...わたしでは...ない。





モモちゃん今日も舌好調!!

今日は、モモのとれたてピチピチのネタが入ったので紹介しよう。

モモは集団登園をしている。

帰ってきた今日の当番だったママが私の顔を見て吹き出した。


すみれちゃん、きいてよ~

ももちゃんったらな~(爆)




どないしたん??


みんなが期待に胸を膨らませている。


ちゃうねん~アハハ!腰の曲がったおばあちゃんが

買物カートみたいな、ベビーカーみたいなやつを押して歩いててん。

ものすごく年取ったおばあちゃんだったからな、しんどそうにゆっくり

今にも倒れそうに歩いててん...

子供達はみんなそのおばあちゃんに釘付けで


「どないしたん??大丈夫か!」って感じで見ててん。



そしたらモモちゃんがな~


なぁ~ドキドキストア行ってきたん?
(地元じゃ有名な激安スーパー(仮名)すみれ家御用達)

ドキドキストアで疲れてしまったん?

って言うねん~(爆)



そしたらな、おばあちゃんが振り返ってなぁ...



ちゃうわ~!!うちは成金屋にしか

行かん。しつけのなってない子供やなぁ

(こちらはワンランク上のスーパー(仮名))



ってすごい勢いで言い返してくんねん~!!!

もう笑ろたわ~!!




「ベタな漫才やんか!」「さすがモモさんや!」

とみんなが大喜び。



憂鬱な登降園が一気に明るくなったそうな。


おばあちゃん、文句言った後はなぜかキビキビ歩いてて

それがまた子供達の爆笑を誘ったらしい(笑)


おまけの話...

普段化粧気のない幼稚園の先生が
ちょっとオシャレをしようと紫のアイシャドウを
塗って行ったそうだ。

モモは先生泣いてるの?と聞いたらしい...
笑って報告してくださった先生であった。





自閉症スペクトラム指数(Autism-Spectrum Quotient: AQ)自己診断

先日、HPでアップした

自閉症スペクトラムAQ診断は

ファイルを開くことができない方がいたようです。

リンク先を変えていますので

興味のある方は再度御覧になって下さい。

尚、今回はWEB上で自動的に判定してくれる優れものです。


自閉症スペクトラム指数(Autism-Spectrum Quotient: AQ)自己診断




尚...先日、10月16日に書いた記事は下記のとおりです。
10月16日の記事は、コメントも入っていませんでしたので
こちらに移して削除しました。



AQという数値から「自閉症スペクトラムの逆」を考える

狸穴猫さんのblog

狸穴猫さんのblogにて興味を持ったAQに挑戦してみました

対象は「健常な知能を持つ成人」だそうです。
中身は50問の設問方式で
1~4まであてはまるものに丸をつけていきます。
あくまでも診断に直結するような類のものではなく
おおまかなスクリーニング用って感じです。

私も早速テストしてみたところ、得点は常に同じではなく
けっこうばらつきがありました(38点~43点)。

「できる」「できない」は、
はっきりわかるので、回答がぶれることはないのですが
「楽しい」とか「好き」とかは判断に迷うことが多く
その時の精神状態も大いに関係してくるような気がします。

私の結果だけではピンときませんでしたので
主人にもしてもらったところ...35点でした。

ますますよくわからない結果となりましたが
平均は18~20といわれているようで
中には一桁の方もいるらしいです。驚きでした。

イジメはあかんよ~

福岡で起きた事件、かなり大きく報道されていますね。

教師に「お前が殺したんだ~!」
って叫ぶ父親の様子も何度も流れていました。
あの気持。子を持つ親なら理解できますよね。
私は、もし自分の子が事件に巻き込まれたら
犯人を探し出して絶対に復讐すると思う。
自殺に追い込まれたら...やっぱり同じことかな。

昔「人間失格」ってドラマで
確か、そんな場面があったような気がする。
子供になにかあったら、親は鬼にもなれますよね。

私は、一度めちゃくちゃ理性を失ったことがありました。
多分、あれが本当の激怒ってやつで
あんなに怒りの感情が爆発したのは初めてのことでした。


今年の6月のことだったと思います。

マルが学校から帰ってくるなり、黙って自分の部屋に行きました。
ランドセルを背負ったままマルは
机の下にもぐって泣きじゃくっていました。
それまでも、その後も
マルが泣きじゃくるなんてことはありませんでした。

登下校のグループで
2年生の女の子はマル1人なので、無視やからかい
時には暴力を受けて帰ってくることもあったようですが
マルは、絶対私には言わなかったし
いつも他の子から聞いているだけでした。

私も子供の頃にはそんなことがあった。
いちいち親が介入するほどの事ではないと思っていたし
一方的に相手が悪いとは思わなかった。
でも、その日は様子がおかしい。

私は、マルに何があったのか問い詰めた!

するとマルは、みんなにやられた。
頭を水筒で殴られた。蹴られた。何人かに一斉に突き飛ばされた。
出るわ出るわ...ひどいイジメをされてきたようだ。
マルは「全員に!」と言っていた。
私は、マルが嘘を言っていないという確信があった。
まだ、間に合う。帰ってきた子達はまだ公園にいるはずだ。

私は公園に行った。ちょうど子供達が帰ってきたところで
全員が公園の階段を昇ってくるところだった。
公園には、モモの集団登園仲間のママが2人いた。
幼稚園のお迎えが終わっても話をしながら
小学生の兄弟が帰って来るのを待っていたようだ。
私は、いきなり声を荒げた。


マルをいじめたの誰?

全員が明らかに焦っていた。

何人かの男の子がそそくさと帰ろうとした。


おい...まだ話終わってないやろ


誰がやったんや?全員か?
蹴ったのは誰や?殴ったのは?
あの子が悪かったんか?

なぁ?マルがなんか悪いことしてたんやったら
言ってみいや。



私の尋常じゃない様子を見て、ママ友2人が飛んできた。
そして、それぞれ自分の息子を捕まえて
イジメに加担したのか聞き出して顔を殴り張り倒していた。

後で、別のママ友に聞いた話によると
どんなことがあったのか、その場ではよくわからなかったらしい。
でも、私の様子が尋常じゃなかったのと
普段怒らない私があそこまで怒るにはよっぽどのことが起きたと焦り
ママ友2人も理性を失ってしまったらしかった。

ママ友の子供達は、家に引きずるように連れ帰られたので
残った子に私は怒りを爆発させた。

聞く話によると、マルには何も落ち度がなかったらしい。
1年生の女子が歩くのが遅いと注意しろ!!と
2年生の男子達に命令されて

しぶしぶ「もっと早く歩いてね」と言ったらしい。

そんな注意じゃあかん!もっときつく注意しろよ!

と言われたマルは

「もっと早く歩いて」と強い口調で言ったそうだ。


そしたら、1年生の女子が切れて
水筒や、カバンで殴ってきたそうだ。
それを見た2年の男子がもっとやれ~と、自分達も加担して

後ろからとび蹴りしたり
いっせーの!!で押したり
足をひっかけて転ばせたりそれはひどいことをしたそうだ。

我が子を褒めるのはおかしいが、マルは友達思いの優しい子である。
その中には、マルが助けた子がたくさん入っていた。
1人の子は、忘れ物を学校にしたことがあった。
マルはその子に付き添い、下校途中1キロほど引き返した。
1人にできないからと、遠回りして玄関の前まで送っていた子もいる
いじめられているのを助けた子も入っていた。

「あんたら、マルに助けてもらってたんちゃう?
助けてもらってたのに何でそんなことができるん?」


私の問いにその子達は
「だって、みんなやってた。」と答えた。


私は迷わず帰ってすぐにそれぞれの家に電話をした。
とにかく私は怒っていた。

それは今まで経験したことがない怒りでどうやっても治まらなかった。
私は昔からそうだった。

何も言わないで(気がつかないことも多い)いるか、ものすごく
怒るかどっちかだった。
笑って嫌味や、提言や、指摘なんて絶対にできない。


中間がないのだ。


まだ1年生や2年生の子供がやったこと。

そして、ほとんどの親御さんが
きちんと謝罪して我が子に言い聞かせてくれていたのが伝わったので
学校に連絡することもしないし
これから仲良くしてくださいと、言って収めた。

それでも、私の怒りは冷めなかった。
我が子にほんの少しの落ち度があれば
こんなに悶悶とはしなかっただろう...

何も落ち度がない子を集団でいじめる。
理由は「楽しかったから」

リーダー格のお母さんだけは
決して我が子はやっていないと最後まで言い張った。
そして真偽を明らかにするために先生の介入を求めてきた。

そして、勝手に学校に連絡して問題を大きくしようとした。
学校側から連絡をもらった私は、加害者も2度としないと約束してくれたしうちもこれ以上問題を大きくするつもりがないことを伝えると
なぜかとても感謝していた。
しかしその後わかったことが、それが初めてではなかったこと。
そのひどいイジメは2度目だったのだ。

そして、リーダー格の男の子が

「めっちゃ楽しいことしたった~」
「またやろうな~」


と言ってたことがわかった。

今は、先生の前でも親の前でもいい子にしていて
陰で悪いことするのは当たり前になっているのか?
そしてゲーム感覚でイジメを楽しむ。
どの子も学校でも家でもとてもいい子にしている子ばかりだった。
昔のように先生に反抗するちょっと悪い男の子がカッコいいとか
そんな時代はいつの間にか終わっていたのだ。

本当に、今思い出しても身震いしてしまう。







障がいをもつ妹 後編

何度も頷いた...

マルは多くを語らない。
でも、マルなりに理解しようとしているのは伝わった。
だから、私はそれ以上だからあなたはこうしなきゃならない。
とは言わなかった。

あとは、マルが自分で答えを出すだろう...

夏休みも、夏休みが終わっても相変わらず揉め事はついて回る。

でも、少しずつ変わってきたことがある。
友達から殆ど誘われることがなくなってしまったモモを
マルは必ず自分の友達の中に
「妹も一緒でいいかな?」と聞いて
入れるようになった。

一緒に料理をさせるとモモの包丁さばきや
卵の割り方何もかもが
マルにとっては尊敬できるらしく

「モーちゃんは、ちょっとアホやけど日本一のお料理上手になるね」

と褒めるようになった。(素直じゃないけど)

そして、信じられないことに自分の背中に乗せてお馬さんらしきことまでやっていた。いままでのマルだったらありえないことだった。

昨日のことだった...

私は、モモに相変わらず「えんぴつ」を教えていた。

マルはその様子を大好きな本を読みながらチラチラ見ていた
そして、迷った挙句にこっちに近づいてきて

「モーちゃん頑張れ!あ~もーちゃんの字はマルちゃんより上手だな」
と言い出した。

そして、もっと他に何か課題をやりたい!と言うモモに
50音のなぞり書きのプリントを出してきて

「じゃあ、今度はマルちゃんが教えてあげるわ」
と言った。

モモは飛び上がって喜び、私を向こうに行け!と押した...(涙)

仕方なく、ダイニングからその様子を眺めていた私。


「えぇ~っ!{も}ってそんな書き順なんや!

間違えてたわ~モーちゃんと勉強するとマルも勉強になるわ(笑)

はい、上手くできたから花丸あげるわ!」


なんとも、今まで見たこともない微笑ましい光景が広がっている。

マルは、花丸を描くのをモモに取られるし
そのかわりに編み出したよくできましたシールまでモモに取られ
結局先生の真似事をすることができなかったのだが(笑)
終始穏やかに、見守っていた。

そして...


「もーちゃん。お手紙書けるようになったら、マルちゃんに1番に書いてね。あとは...もーちゃん、みんなと一緒に勉強できたらいいね。」

そう言った。


マルが、モモを憎んでいたのはつい3ヶ月前の話だ。

3ヶ月をかけて少しずつ少しずつ、モモを理解しよう
そう思ってきたに違いない。

小さな身体で重い現実を受け止めなくてはならなかったことを
思うと、胸がつまる。

こんなことがあっても、また明日にはモモに失望して
「モモなんか大嫌い!」と言うのだろう。

でも、多分この先モモを憎むようなことはないと信じている。

そして、モモがいじめられていたら空手の組手でいつも披露する
飛び蹴りが炸裂するに違いない(笑)




                 <終>






障がいをもつ妹 中編

「別に...そうやな..そのまま通り過ぎてお母さんか先生を呼びに行くわ」
無表情でそう答えた。

私はこの言葉でかなりうろたえた。

私はアスペである。
私の子供時代とマルを比べるのは意味がないのかもしれないが
私は妹や弟を守るためなら死ねると思っていた。
両親が出かけて、留守番をする時は、私の妄想はひろがり
ゴルフクラブを握り、泥棒が入っていないか
1つ1つの押入れをチェックした。
私がチェックしている間に、妹達が襲われたらどうやって助けよう?
あ~して、こうして...私はシュミレーションらしきことまでしていた。

妹の瞼が蚊に刺されて腫れたことがあり
近所の姉妹に「お岩さ~ん」とからかわれた。その時は、泣きながら
怒った。
100倍にして言い返して、結局そこの親からクレームがあった

お前のかーちゃんでべそ!も大嫌いだった。

そんな事を言おうものなら、哀しくて悔しくて泣きながら

「違うもん!うちのお母さんでべそじゃないよ!!うそじゃないもん
いますぐ見に来てよ~!!」と主張した。

家族が少しでも侮辱されると、自分が侮辱される何倍も苦しかったし
怒りも倍増だった。
みんながそうだと思っていたし
それは大人になってもそうだと信じて疑わなかった。

でも...マルは違っていた。

本心を言うのが恥ずかしいわけでもない。
マルは嘘を言ってなかった。
本当にモモがいじめられてもそんなに気にしないのだろう。

それから、私はずっと考えた。

この子は、妹を憎んでいる。それは今回のことで確信した。
自分がどれだけモモに優しくしても、モモのために動いても
またモモに裏切られる。
その繰り返しだったんだろう。

その度に、感情を表に出して
モモみたいに暴れてもっと自己主張できたら、まだ良かったのに
マルは全てを1人で背負い込む。

我慢して、我慢して...
いつのまにか妹に対して愛情をなくしてしまったのだ。
ここで、モモの障害を伝えるのが賢明だろう...

マルも、それで少しは楽になるかもしれない。

「なんでモモはみんなに合わせられないの?」

「なんでモモは言ってることがわからないの?」

ふざけてるの?バカにしてるの?わざとやってるの?


そんなことばかりで頭がパンクしそうだったのだろう...

私は、マルに

「もしかしたら、マルは頭の良い子だから気がついていたかも
しれないけど、モーちゃんは、イオ君と同じ自閉症やねん。来年から
小学校に行くけれど、みんなと同じ教室で勉強ができないかもしれないの。A学級に入ることになってるの。」

マルは黙って聞いていた。

私はモモが、マルの物を壊したり触ってしまうことをわざとやっているのではないと説明した。

そして、もう1つ大事な記憶を思い出させた。

「前に、お父さんとお母さんが喧嘩してお母さんとモーちゃんとマルの3人で夜中に歩いたことあったよね?あの時モーちゃんが

お母さんと、マルちゃんをモモが守ってあげるから!

って言ったの覚えてる?
マルが疲れた...もう歩けないって言ったら

モーちゃんがマルのこと抱っこしようとしたの覚えてる?

マルが寒いって言ったら、もーちゃん自分の洋服脱いで

マルに貸そうとしてくれたの覚えてる?」


マルは泣き出した...

「マルがお母さんに怒られている時
大きな声が怖いから逃げ出したいのに
マルを助けるために耳を塞ぎながら、マルの前に立って
お母さんがマルを叩こうとしたら
マルの上に乗ってマルをかばってくれたの覚えてる?」

うん、うん。泣きながら何度もマルが頷く。





障がいをもつ妹 前編

うちのマルには
今年の夏休み前にモモが自閉症であることを伝えた。

理由はいくつかあった。

マルは産まれた時から一緒に育った
自閉症のイオ君というお友達がいる。
草薙君のドラマで、女優の香里奈さんが

「偏見を持つとか、そんな気持が芽生える前に出会ってたから」

というセリフを言っていた。

そのセリフを聞いて、私もイオ君の母親であるなっちゃんも
自然にマルのことを思い出した。
マルは、本当にごく自然にイオ君と付き合っている。
こういう時に、自分がどう動けばいいのか...身体に染み付いている
そんな印象を受ける。
マルはずっと前からイオ君が「自閉症」ってことは知っていたし
それがどんな障害であるかは、彼女なりに理解していた。

もう1つは、私の主治医が勧めるABA関連の本を読んだときに
きょうだいの関わり方が、とても大事であると書かれていたこと。

もう1つは、とても重大なことだった。

小さな頃からマルは
健常な妹を持っていたら味わうことがなかったであろう
様々な経験をしてきた。
まだ、弟や妹がとても小さく
こちらの言うことがわからない歳であるのなら
マルも納得できるだろう。

でも、未だにモモはマルの作ったものを勝手に破壊したり
マルのモノを勝手に持ち出してしまう。
教科書に落書きされてしまったり、マルが喜ぶだろうと思って
服に油性マジックで模様を描いたり、マルの机に
お気に入りのシールをたくさん貼ってしまったこともある。

挙げたらキリがないほど
未だに赤ちゃんと変わりないモモの行動に
マルはずっと悩まされている。

そして、周りとの違和感をマル自身も感じていた。


「あの子はモモと同じ歳なのに、なんであんなに賢いの?」

「みんな言ったらわかるのに何でモモはわからないの?」


どんな場面でもモモはマルに譲ることをしない。

何かの取り合いになっても、マルはモモに譲ってしまう

例えば

服のサイズがさほど変わらなくなってきた2人が
交代で着ているパジャマがある。
頂き物で1つしかなかったので、順番に着る事に決めたのだ。

そのパジャマをめぐり、口論になった。
次は、マルの番であったので私はマルにソレを着るように言い
モモには、マルの番だと教えた。
ひっくり返って怒っているモモの隣で、マルは

別のパジャマを着始めた。

私は、自分の番なのだから我慢しないで着るように言った。
そして、モモがなんと言おうとマルばかりが我慢する必要がないことも
伝えた。

マルはとても哀しそうな顔で

「でも、いいねん」と言う。

私は、いいからそれを脱いで今すぐ好きなパジャマを着たらいいの!
と強い口調で言ってしまう。

すると、マルはこう言った

「だから...いいって」また無言で着替える。
マルもかなりイラついている。

私も多くを言わないマルに子供らしくない!とイラついてしまうことがある。

「どうして?なんで我慢するの?」
そう聞いた私に

「こういうの嫌い。そんなこと言ったらこっちのパジャマがなんだか
かわいそうになるやん。それだけ。」


私は、モモと同じ世界の人間だから
マルのことがあまりよくわからない部分もある。
マルは自分の気持を抑えてしまって、何も言ってくれない。
たまに言ってくれるこういう言葉は、ものわかりが良すぎてなんだか
不安になってしまう。

3歳のころだったか、普通の子なら
叱られて「お外に行きなさい!」と
寒く真っ暗な外へ出されるのは嫌がって泣き叫ぶであろう。

何がきっかけだったのか忘れたが、私はマルにとても腹を立てて
脅しのつもりで「もうそんな子はお外に出すから!!」と言った。

すると、マルはちゃんとコートを羽織ってお外に普通に出て行った。

涙は一滴も流さない。

モモと喧嘩をして泣かされることはあるが
私に叱られて叩かれても、怒鳴られても
マルは泣いたことがないのである。

もちろん子供らしいところもたくさんあるし
羽目をはずすことも妹に反撃することもある。
でも、いつも冷静で怖いもの知らず...
たまに私がお説教していても、私を見透かすような目で見つめてくる。

そんなある日...

イジメについて話し合ったことがあった。
私はマルに

「モモがもし、誰かにいじめられていたら、マルはどうする?」

と聞いた。

マルは

「別に...そうやな..そのまま通り過ぎてお母さんか先生を呼びに行くわ」無表情でそう答えた。






マルの可笑しな担任

マルの担任は、かなり笑える人物である。

歳は30位。とても若い女の先生だ。

この先生との初めての出会いは家庭訪問だった。

実は、家庭訪問に来る前からこの先生にまつわる噂は耳にしていた。

どこかの田舎の小学校で親のクレームに遭い
こちらのほうに転任してきた...とか

担任を持ったもののやはりクレームに遭い
担任を持てず高学年の特定の授業だけを担当したが
またそこでもクレーム責めだった...とか

結局、昨年は特学の担任をしていたのだが
特学の親からの評判もかんばしくなかった。

で...その先生がやってきた。

第一印象はかなり良かった。
控えめな感じでにこやかで、自信がなさそうでとても優しそうな...
でもかなりボ~ッとした先生だった。
子供を預けるのはちょっと遠慮したいが
友達だったらちょっと面白い人間。

突っ込みどころが随所に溢れていた。

私もなかなか話ができる方ではない。
2人で、しばらく沈黙して向き合った...
こんな時、先生のほうから話をきりだしてくれるのに困ったな...

「あ!コーヒーでも!」
いたたまれなくなった私は、コーヒーを入れに行った。
普通、学校側では訪問の際の接待を禁止している。
どうせ入れても口はつけないだろう...




飲...飲んだっ!!



この時点で彼女が、一風変わっているのは明らかだった...
でも、こういう人間が私は嫌いではなかった

そして、また沈黙..

何を話したのか殆ど覚えておらず、中身のない訪問だったのだが
時計をみるとなんと...



1時間も経っていた!!



普通、家庭訪問は10分である。
ちょっと延びても20分。
問題児で30,40分というのが
こちらの学校では相場が決まっている。


「あら、大変~!!」

私と、先生は同時に立ち上がった。

でも先生の様子がどうもおかしい...

1度立ち上がったのに、また座っている。



もう1度立とうとするが、どうしても無理らしくまた座る。
(具合でも悪いのか...!?)

静かに覚悟を決めた先生は、スックと立ち上がる!!

そして何歩か歩くがよろめき
自分のバッグをやっとの思いで掴むとまた座ってしまった。



すいません...足が痺れてしまいました


そして、ニコッと笑った。


私はそこで、床を叩いて思いっきり笑いたかった...でも必死にその衝動を抑え


だ..大丈夫ですか..?

と、大人の対応をした。


「ええ...でも急がなくては...」

また立ち上がる。先生の足は小刻みに震えている。


小刻みに


小刻みに震えてるぅ~


やめてくれ~!!

私が笑い出したら止まらない。お願いだからそれ以上



震わせないで~



先生は、激しく暴行を受けた刑事が
それでも執念で犯人を追うようなヨタヨタ歩きで
しかも足を震わせながら(ウケねらってんのかっ!)
玄関にたどり着いた...


そして一言...


恥ずかしいところをお見せしました

このことは、どうかマルちゃんには...内密に..



「わかりました。先生(早く帰ってくれ~さっきから、我慢しすぎて、涙と開きっぱなしの鼻から、汁が出できてるんだよ~!!早く私を楽にさせてちょーだいっ!!)マルには言いません。今日はありがとうございました」



さっきまでは、執念の追跡の刑事だった先生が
今度は、階段でリハビリ治療していた...



あ~もう限界...


モノの見え方

ひらがなを読むことも、書くこともできないモモ。

初めてひらがなが書けた。

その字がなんと

もも

だった。


モモはもちろん本名ではない。
でも生まれて初めて書けた文字が

「もも」なんて、嬉しい偶然である。

ところで最近療育で、宿題が出る。

「もも」の他に「えんぴつ」という文字を次にいくまでに
書くことができるようにしていくのだ。

で、今日は少しだけ「えんぴつ」の練習をした。

何度も練習の果てに、1人でお手本ナシで書いてもらう。




モモは、すらすらと答えを書いた。






えんひつ





お...惜しい...


惜しいよ...モモ!



に何かつけるんだよ~


「あ!そっか~」

急いでモモは鉛筆をにぎり、嬉しそうに付け足した。




hi1








ち..ちがいますぞ..





ちょっと、合ってるけどちょっと違う...

こんな時はどんな説明をしたらわかるのか。

おい!ちょっと待てよ...

この子達の頭の中ってのは、凡人には理解できない。
モノの見え方が違うのだ。
だって、丸を黒く塗りつぶすなんてこと誰が思いつくのよ!!

でもそんな風に見えているのかもしれない。

もしかしたら...あの「はいだしょうこお姉さん」や

浜ちゃんや、草なぎ君のお絵描きも...
この子達と同じ原理だったり...




「モモ、ちょっと違うんだ~もう一回書いてごらん。
黒い丸じゃないからね」


「うん。モモがんばるっ!!おねえちゃんだからっ!!」




おかあさんっ!できた~





hi2








ここまでわかってて...

なぜ..なぜ正解が書けないのだ(笑)





涙がこぼれそう 2

では先程の記事の続きです。

先生に私は、思い切って尋ねてみました。



あの子は、お弁当もそうですが

遊びや、保育の際にも

誰かを誘うのではなく

誰かに誘われることはないのでしょうか...?





お母さん...

正直にいいますが、それはありませんでした。



そうですか...

覚悟していたとはいえ
その言葉は予想以上に私に重くのしかかった。

あの子のどこが受け入れてもらえないんだろう..
しつこいところはある。
ルールが理解できないところがある。

でも、どれもこれも少しずつだけど改善されてきた。

容姿が受け入れがたい?
それとも読み書きができないから?

容姿は自慢じゃないが、悪くない。
読み書きができないから...?きっとそうや!
だって...それしかないもの....

私は、冷静にモノを考えることが出来なかった。
こんな馬鹿げたことばかりが頭の中をぐるぐる回り
浮かんでくるのは自分にとって都合のいいことばかりだった

私は、障害を受け入れましたと涼しい顔をして
偉そうなわかったようなコメントして
実は受け入れられてなかったのかもしれない。
どこからどう見ても障害は見えない...
この子のどこに障害があるっていうの!?

モモよりもっと意地悪な子がいるじゃない...
モモより足が遅い子も、おねしょが続いてる子も
すぐに暴力を振るう子も
小さい子だって大きい子だって、太っている子だって
いるじゃない...
なんで、それがモモじゃなくてはいけないのか。

わかってはいるんだけど
どうしても受け入れられない自分がいた。
誰かのせいにしてしまいたいような
なんとも醜い感情が渦巻いていた。

そして、当事者なのに...我が子も同じなのに...
それでも人を差別している気持があることが苦しかった。

先日マルの小学校にて参観があった。
なんともいえない落ち込んだ気持を引きずり、私は出掛けた。

参観には、マルともモモとも同い年の子を持つAさんが来ていた。
それほど親しくはないのだが
マルが入園した4年前に会った時から
私はこの人がとっても好きだった。

昨年役員を一緒にしていた時に、モモの話になり
この人になら話しても大丈夫かもしれない。
直感を信じて、モモの障害の事を話した。
その時はまだ可能性の段階だったのだが...

集団登園の仲間にさえ全員には言っていない。
親友以外で、私が自らこの人には聞いて欲しい...
そう思った唯一の人だった。

彼女は黙って聞いてくれた。
そして笑いもせず、泣きもせず
よくある私に何か出来ることがあるか?
というような事も言わず、ただ聞いてくれていた。

その後、会えば話す程度で
モモの事について話すことはなかったのだが
2人で並んで参観を観ながら


モモちゃんは今誰と仲がいいの?

そう聞かれた。


私は正直に

う~ん...

いないみたいなの。

お弁当も食べる人がいないって聞いて

ちょっと落ち込んじゃったよ~


と答えた。


あのときのように、彼女は無言だった。
ただ、その沈黙は嫌なものではなく
私は心地よささえ感じた。

そして...ある日
モモは幼稚園を休んで療育へ行った。

電車を降りて家まで25分ほど歩く。
その途中に彼女の家があった。
彼女は、ちょうど外で娘を一輪車に乗せていた。
モモがAさんの娘に気がついて近づくより先に
娘さんがモモに近づいてきた。


モモちゃん~!


モモちゃん、今日はお休みやったな~

また遊ぼうな~!バイバーイ!バイバーイ!



こんな事をモモが言われているのを初めて見た。
彼女が、参観の後自分の娘に何かしらの話をしたのは明らかだ。

でも、今この子は自分の意志でそう言ってくれた

Aさんが、モモちゃん来たで!ちゃんと言いなさいよ!
なんて教える暇などなかったのだから...


モモは嬉しそうに何度も飛び跳ねて
何度も何度もバイバーイと言っていた。
そして、モモちゃんなぁ~○○(療育の名前)より
幼稚園が楽しいねん。

何で~??


お友達がいるからに

決まってるやろっ!



ココで私は初めて泣いた。嬉しかった...



こんな些細なことで、私の気持はすっかり晴れ渡ってしまった。
いつもこんな繰り返しだけど

必ず助けてくれる人がいる。

人間の感情から、差別や偏見を切り離すことはできない。
でもそれでも助けてもらうことがあるし
そして自分も誰かの支えになれる。

多分、Aさんは私を助けたなんて気がついていないだろう。
でも偽善のボランティアや、行き過ぎたお節介よりも
こんな些細なことで人は救われるのだ。
まだ2学期も始まったばかりじゃないの!
月曜日が楽しみだね!モモちゃん。





涙がこぼれそう 1

先日、モモが男の子に暴力を受けた。
私が送迎の当番で園に迎えに行っていたから、たまたま
それは私の耳に入った。



「喧嘩したんですか?うちに原因があったのかな?」



こういう場合、園側は誰と喧嘩をしたのかは絶対に教えてくれない。
別に相手を知った所で、押しかけるようなことする訳ないのだが
普通のお子さんなら、その相手の名前を聞いたら答えてくれるだろう。
でも、モモはそれができない。

言わない訳でもないのいだが
言うたびに相手が変わるので信憑性に欠ける...
嘘をつくことはしないから、名前が出た子達には少なからず嫌な事を
されているのは事実だろうが...

結局、相手はいつもわからずに終わっている。


いいえ...喧嘩じゃなくて...

一方的だったんです



こんな事があった後も、モモは色んな気になる事を言っていた。


自分からは上手く話せないモモの生活を知りたい私は、たまに

「○○ちゃんやさしい?」「○○ちゃん好き?」


のような質問をしてみる。

これは、障害児の母じゃなくてもやってるとは思うが...

すると...


うん。やさしい

でも、こうするの~


と言って、モモは


自分の足を自分で踏んでみせたのだ


そして、まだ続く...

また違う子にも

うん。やさしい

でもこうするの~

そう言って

自分の服をねじるように引っ張った


昨日今日、怪我をさせられた相手の名前はあやふやなのに
こういった質問に変えると色々見えてくるのだ。

そして、もうひとつ気になるのがお弁当。
好きな人同士で給食やお弁当を食べる日がある。
モモは、私に先生と食べた~みんな一緒に食べた~という。
これも真相はよくわからないが、必ずそこに先生が入っているのが
私にとって不安だった。

そして先生に、この疑問を思い切って尋ねてみた。

1つ目の質問は
先生は現場を見ていないのでわからないとのことだった
これから気をつけて見てみますが、子供は仲のいいときもあれば
喧嘩をすることもありますから...

2つ目の質問は、確かにそうです。
モモちゃんが一緒に食べる人がいないので、私が一緒に食べています。


とうとうこの時が来たんだ...

積極奇異型のモモは年少の時から、積極的に友達を誘っていた。
まだ幼いお友達も、モモのペースでなんとなく一緒に行動したり
モモがちょっとみんなと違うことにも、それほど気にならなかったのだろう

でも、いつかお友達がモモと遊ぶのは疲れる。
モモはなんか変だ...

そう気がついて離れて行くのだろう...
漠然と考えていたことがついに、現実となってしまった。


いかしたおネエさん

ニューハーフって古いのか?


お姉キャラ...?

私が実習に行った病院に、お姉キャラの歯科技○士さんがいた。
その方は、その頃流行っていた長髪
(昔の木村拓也とか、江口洋介みたいな)で
とっても素敵なハンサムボーイだった。


はじめはお姉キャラだなんて知らずに
一緒に実習に行った子と

「カッコよくない?」なんてドキドキしながら
毎日会えるのを楽しみにしていた。

ある日のこと...


お嬢ちゃん♪ちょっとちょっと

と手招きされ、近づくといきなり耳打ちされた。


キャ~!!私の耳に口つけてしゃべってるぅ~!!

私の心拍数は上がった。顔はゆでだこだった。
友人は、ハンカチを噛んでイライザ並みに悔しがる...

しかも....いいにおい~

シャンプー何使ってるんだろう??
この香りはカネボウのSARAかしらん~
うっとりする私に彼はこう言った。


昨日、クッキー作ってきたんだけど

黒田先生に渡してきてくださらない??



そして、1人でキャーキャー騒ぎ
熱い熱い~とか言って自分の
ホッペを両手でペチペチしている...


友人はまだ恨めしそうにこっちを見ている。


(そんな目で見ないで!明らかに誤解だから!

このお兄さんは、お姉さんだったの!

私を信じて~~)

そして、後ろ手に隠していたクッキーの袋を
私の手に乗せ彼は消えた...

私は言われた通り
黒田先生におネエさんから預かった事を伝え渡した。
黒田先生は、明らかにイヤ~な顔をしながらも
それを受け取ってくれた

お姉さんは、自分の治療の際も黒田先生を指名した。

そして、歯を削る道具の先端を黒田先生が変えている時...
アシスタントについた私にいたずらっぽい笑顔を見せた。

その笑顔たるや・・・


お姉さんでもいいわ~!!

もうこの際、男でも女でもどっちでもいいわ~



と、私が一瞬のうちに骨抜きになってしまうものだった。





け..結婚してくださいッ!


って言いかけたわッ!




メロメロになっている私に、彼...いや彼女は

シ~ッ!
と合図をした。


訳がわかってないくせに

ウン、ウンと犬みたいに何度もうなずく私...


そして、白衣のポケットからハートを取り出した







ギブミ~!ギブミ~ハートッッ!!






あの笑顔
シ~ッ!....
そしてピンク色のハートの切り抜き!!



それは、私にですかっ?



しかしそのハートは,私の手ではなく...




お姉さんの目に乗せられた





イカシてる!最高にイカしてる!

このお姉さん何者っ!!



これで、振り返った黒田先生のハートを撃ち抜くつもりだわ...
それも、普通のハートじゃない。
なんか立体的っていうか、ちゃんとツヤまで描かれてるわ!

これで、黒田先生もイチコロかもしれない...

骨抜きになっていた私が冷静にそんな事を考えたほど
その行動はイカしてたのだ。
そして、白雪姫のように胸の上で手を組み静かに待つ...


私も固唾を飲んで見守る!
頑張れ!お姉さん頑張れ!

黒田先生が振り返った

目を見開いた






撃ち抜いたか!





先生が私を見て冷たくこう言った...





これ、エア~で飛ばして





お姉さんはそのまま動かない...一言も声を発していない...

私にはできない...このハートをエアーで飛ばすなんて...

首を振る私に、お姉さんがつぶやいた...




いいのよ!



もう気が済んだから...






で...でもできません。自分で取ってください~(涙)

痺れを切らした黒田先生が無言でエア~を噴射した!!







ひ...人でなし~!!






........飛んでない...











ダ~ッ!!




両面テープ




でしたかぁぁぁ!!!







あまりの用意周到さに、あまりの面白さに
声を出さないように息も出来ないくらい
笑いが止まらなくなってしまった私...
あとからあとから涙が出てきて...もう駄目です...
もうこれ以上ここに立っていられません~

私の様子を見て黒田先生までつられて笑ってるし...

あのイカしたお姉さんは
今頃黒田先生と案外幸せに暮らしていたりして。
ほんまにそうだったら嬉しいな~





またやって来た熱い男

遠足の季節ですね。

遠足で思い出す出来事があります。


私の小学校の春と秋にはかならず清掃登山に行っていました。
そう...アルピニスト野口健にも勝る劣らず
農家が使う肥やし袋に
ビニール紐をつけてリュック状にしたものを背負い
ゴミを入れ学校まで持ち帰って処分する。

いや、言いたいのはこんな話じゃなくて
その清掃登山の後に必ずやってたあるお楽しみの話。

余ったお菓子を持ち寄り、教室の中で女の子達は
ちょっとした打ち上げパーティをやっていた。

そこへ、必ず現れるのが熱い男!
来なくていいのにお菓子が欲しいから
なんだかんだと理由をつけては私達の周りをウロついていた。

あ!忘れ物した!とか

あ~疲れたな~メダカに餌あげるの忘れたぞ~!

みたいなわざとらしい理由をつけては、ウロウロ...

誰かが

「先生にもお菓子あげるわ~」

なんて言おうものなら
すっ飛んで来てたね。

「いやあ...そんなつもりじゃぁ..」
なんて頭をかきながらも
絶対に「先生は,いいよ」とは言わない...

3年も担任してくれてたから
いい加減こっちも先生の動きが読めてきて
わざとベランダでやって意地悪したりしてたんだけど

「いやぁ~外はいいなぁ...」とか言いながら
またわざとらしく登場する。

あの...ストレートに「入れて!」って言えないんでしょうか?

っていうか..お菓子くらい買ってくればいいのに...

でも、女子の中に正座でちょこんと座り
嬉しそうにお菓子をもらってる大きな男の姿は、憎めなかったのね。



両手でお皿作って

色々載せてもらってる角刈りの大男!



今想像するとかなり笑える図だった。

そのうち、その会は女の子の間でなぜか

送別会と呼ばれるようになった。

「送別会どうする~?」

「あ!アタシ今日はパス!」「いいよ~やろうやろう♪」
こんな会話の後に参加できる子は

送別会!送別会との掛け声とともに集まってくる。

1年目くらいは、ウロウロして遠慮がちだった熱い男は
この頃になると、厚かましさに拍車がかかり

送別会!

そらっ!送別会!ヨイショッ!



手で拍子をとりながら
当たり前のように参加してくるようになっていた...

でも...いつだったか
その日は送別会がなかった。
みんな普通に、帰る支度をしていた時..

今日は、送別会やんね~のか??

淋しそうに聞いてきたあの姿を今でも憶えている...

先生は今でも、生徒とお菓子を食べてくだらない話をして
盛り上がっているのだろうか?
今の学校じゃ、難しいかな...
今でも遠足の帰りになると、私達とあんなことしたっけなぁ~と
懐かしく思い出すことがあるのだろうか...

でも...送別会って、間違ってるから。
先頭になって送別会って言ってたけど、送別会じゃないから(笑)


その間違いにあの男が気づいてたのか、真相は闇の中。

ひとり最高!!

私は、ひとりが好きである。


ちなみに劇団ひとりも好きだが
そのひとりではなく、今回は1人が好きって話。



買物は、1人が基本だ。それは本当に昔からそうだった。
あ!中山美穂をラフォーレのバーゲンで見た!
すぐ近くに並んでたの~!網浜直子と...並んでたのよ!
しかもバーゲンに!!なんて庶民派なの??

そうそう..あの時は、誰かが一緒にいればなぁ~って思ったな。
買物で誰かと一緒に行けばよかったって思いは
あれが最初で最後だった。

買物の他には、食事もお茶もビリヤードも
ボーリングもライブもなんでもかんでも1人が好きだ。
東京にいたころは、ディズニ~にも1人で行ったことがある。

...でもあれは1人じゃないほうがいい。

家族3人余ったパパとかと相席で
スペースマウンテンやらに乗るのはちょっといただけない。
無言のまま相席になる見ず知らずの人の隣で、


おお~ッ!やら

きゃはは~!って



はしゃぐ自分がイヤ。。。



だからと言って最初から最後まで
無言で乗っている1人で来てる女ってのもかなり不気味だ...

だから、私は中間だった。
はしゃぎもせず、無言でもなかった。

時々

ウハッ

とか

ウグ...
って、言ってたし...



以前、その話をママ友にしたら



そっちの方が不気味やんか~!!アホちゃう~(爆)


って言われたけど。


リアクションに困る場所は、1人には向かないのよね。


それから、私が1人で行くことが大好きな場所がある。

それは...カラオケBOX

だって、途中で変なコーラス入れてこられることもないし、

「おいおい!早く曲入れろよ~」
って思うこともなければ思われることもない。

この人の歌の途中でトイレに行ってもいいかな...?
なんて気を遣うこともないし、ちょっと歌って
すぐに切っちゃうこともできる!

しかも、最近はランキングなんていうものがあって
全国で何番目にうまかったかはもちろん
そのカラオケ屋さんでその歌を歌った人の順位まで出るのよね~
これにはかなりハマってしまう。

子供達がおばあちゃんちへお泊りなんて時は
6時間とか、平気で行ってました...

しかし...やっぱり私も乙女。

飲み物を取りに行くときは、細心の注意を払う。
いかにも誰かときているかのように

「あ!そういえば...ストローって言ってたな..」
なんて独り言をいったこともあった。

でも1番注意が必要なのは会計ね!
絶対ひとりだってバレる!ストローなんて言い逃れは通用しない。

...そういえば、平井堅を左手上げ下げして歌ってた時、店員さんが入って来たことあったな...。

ほんまはめっちゃ恥ずかしかったのに

やめてもよかったのに

いきなりやめるのは負けた気がして

気力で乗り切ったことあったわ..

そろそろ行きたくなって来た今日この頃。






泣いちゃってもいいですか? 朝寝坊編

私は、朝が弱い...

血圧は、妊娠中でも100を上回ったことは稀で
たいてい上が80前後下は40~60。

マルはさらにその下を行く。
上が60で下が25なんて生きているのか?

そんなわけで、マルは昇圧剤を飲んでいる。

朝は弱いといっても、普段はちゃんと早起きしてるし
遅刻しそうな時なんてガバッと起きてキビキビ動くので
(そのかわり、すごい耳鳴りが続く)

低血圧と、朝が弱いってことに関連があるのかは疑問だが...

いやいや、話が逸れた...


そんなわけで、今日はマルの空手の稽古もなかったし
久しぶりに無理して起きず
モモが1人で起きてプリキュアを観ていてもガーガー寝ていた。

題名のない音楽会が終わった頃
お腹が減った~とモモに起こされて居間へ行った。


ぬぬ!なんだか床が濡れている...



モモ~なんかこぼした?


こぼしてないよ。おそうじしてん



雑巾は?

何を使ったの?


廊下を走りお風呂場へ向かう(いや...走るほどの広さではないが..)

廊下もピカピカ....だった。



お風呂場のドアの前には
固く絞られた雑巾がきちんとバケツのふちにかけられていた...



モモちゃん!

おうちの中がピカピカじゃないっ!!

おかあさんが寝てる間にお掃除してくれたの~??



モモが満足そうにうなずく。



さあ!朝ごはん!朝ごはん!


ヌヌヌッ...!



確か...昨夜..コップいくつか洗ってなかったよね




洗ってある~!!!





もう!この際、モモの好きな卵かけご飯にしちゃうぞ~!
(普段何食べてるのだ?)


冷蔵庫を開ける私にモモが言う


おかあさんが、お金あげるね



いやいや、モモちゃん...お金はあげられないよ。

モモ頑張ったから、お菓子くらいは買ってあげるけどねぇ




ちがうねん!!

おかあさんのお財布がお金いれてん!

モモがくれたの



へ??



もしや...私の財布からバイト代とぬかして
いくらか抜き取ったか?
(↑最低の母)


いや...お金は入ってない。


確か小銭が数百円..?しか入ってなかったはず・・・
(どんだけ貧乏やねん...)


財布を持った。重い...


中にはたんまりと小銭が詰まっていた。




おかあさんにあげるね。お金ないやんか!!
(↑当たってる)




うぉぉ~ん!



一瞬でもあなたをうたがったお母さんを許して~!
(もちろんお金は返した、返した)



マルが寝室から、バスタオルを持って起きて来た。

なんかタオルが掛かってたよ!お母さんの所にも、落ちてた。


モモがやってん。みんな風邪ひいたら大変なりィ~



最近まで、再放送を夢中で観てたコロすけになりながら
恥ずかしそうにしている。




うぉぉ~ん!



おかあさん、また泣いちゃってもいいですか?

朝ごはんかなり遅れちゃいますが...




よみがえった悪夢

今日は、1時間ほど「まる」うちの長女が留守番した。

お風呂に入る時に

「えらかったね~抱っこしてあげる~」

そう言ってみた私...すると

何やら居間に駆け出す。

持って来たのは油性マジック!



いいねん、いいねん

おかあさん~今日は抱っこのかわりにアレしてよ!




ねえ、も~ちゃん(モモのこと)

久しぶりにアレ見たいよね~ブブッ

モモも一緒に吹き出して


やって~!やって~!


の大合唱である。

アレとは...

私が以前したいたずらである。

私が中学の頃、妹と向かい合わせで居間のテーブルで
宿題をしていた...
真剣に宿題をしていた私に妹が囁くようにつぶやく。

「おねえちゃん..」「おねえちゃん..」


「おねえちゃん..だれか見てる!」

顔を上げて見渡す私..


「誰もいないじゃん」


「おねえちゃん、誰か見てるんだってば!」

「いないじゃん..」これを2,3回繰り返しただろうか..



うるさい!集中できないでしょう!



・・・・・・・・・・・!!・・・・・・・・・・・







いた!いた~っ!




テーブルからちっちゃいおっさんが覗いてる~!!
妹が親指に、おっさんを描いて覗かせていたのだ!


どうよこのセンス

面白いじゃないか!妹よ...

私はこの妹のネタをいただき、娘達を驚かそうと落書きした。


しかし、私はオリジナルにこだわりたい!



そこで...



お腹に!



油性マジックで大きく描いてみた。

腹踊りする人が描くみたいな無気味な絵を...






haraodori.gif





すると、これが大好評!!
たちまち私は一家のスター!!



おか~さんっておもしろい!

おか~さんって料理上手~!


料理上手は、言い過ぎた..
しかし、その日

確かに私はスターだった。
輝いていた。

娘達は何度も私の洋服をめくっては爆笑だった。


宅配便、スーパーへの買物。。私は細心の注意を払い
モモに不意にめくられることがないように気をつけた。
そして、無事乗り切りお風呂に入ることができた。

かなり前から痛んでいた胃が
どうにも我慢できない状態になったのは
その次の日であった...


お風呂で落としたこともあり
あまりに痛みが激しかったこともあり
私は、落書きのことなどすっかり忘れて病院へ行った。

ベッドに寝かされ、むき出しにされたお腹を先生が触診する...


あ~!そこです!かなり痛いです!


「う~ん..ちょっとレントゲン撮ってみようか..」

先生は、普通に言った。
看護婦さんも普通だった。

レントゲンを撮って説明を聞きに診察室に入った時には
少し様子が違っていた。
なんだか目を合わせてこない...やたらと咳払いする。
後ろの看護婦さんは、目を見開いて私を見ていたが
私と目が合うとサッと視線を逸らす...


そこで私は気がついてしまったのだ...







もしかしたら





うっすらと残っているかもしれない





アノ絵のことを...





1haraodori.gif






先生の話を聞きながら私は真っ赤になった。
そして、なぜか急に汗が噴出した。
真っ赤になり、汗が出てきた私を見て

コイツ気がついたな...

と,悟られてしまうのは、余計に恥ずかしい..
そんな事を思うと余計に顔が熱くなった...


何を話したのかあんまり覚えていない。

でも、診察室はピリピリしていた。

そこにいた誰もが緊張感にみなぎっていた。



相手はちょっとしたはずみで吹き出す自分と必死に戦っていた。


戦いが終わり、家に帰った私はすぐに姿見で確認した...






うっすらどころか



まだほとんど



そのまんま残っていた




鏡の前で呆然とする私を想像して欲しい・・・


昔からそうだった...
私はいつもこうなのだ。
みんなはうまくやっても、私はなんでもバレル。

2階から上級生が唾を吐いていた時だって
なぜか上を見上げていた私の目にそのまんま落ちてきて

みんなに信じらんな~い!!って笑われた。

2階から目薬を実現した女!とさんざんからかわれた...



行進をしている時は
なぜかコガネムシが私の鼻にスポッと入った

鼻の穴から半分くらいは体が出ていたのだろう...

コガネムシは私の鼻の中からでようと激しくもがく。
私の鼻の中と鼻の下は、激しく痛み涙を流す...
鼻息で押し出そうとするが、どうしてもでない...
仕方がないので行進をしたまま、手で引っ張り出そうとするが
どうしても出てこない。

痛くて痛くて涙がどんどん流れる。
すると、私の隣で並んで行進していた男子が
顔を前に向けたまま






おい!



行進中に、鼻くそほじんなよ!





いや...それは心外!
鼻にコガネムシが入っているより
鼻くそをほじる女と呼ばれるのが嫌だった。



違うよ!見てっ!

出ないの!なんか虫がでないの!




男子は、恐ろしく硬直した。








コ..コガネムシだよ..




すみれちゃん..





そうだと思った。どうしたらいいの?

ぼ..僕に言われても・・・



そして、熱い男が(熱い男シリーズでおなじみ)

そこ!なにやってる!!と、怒鳴る。


それっきり、男子は黙ってしまった...
コガネムシはしばらくして飛んで行ったが

こんなミラクルが私の身には何歳になっても起きてしまうのだ。


なんで私?

いや...普通お腹に油性マジックで落書きする主婦は
あまりいないだろう。

自業自得といえばそれまでなのだが








何故!



お腹がいたくなるの?










様々な悪夢がよみがえり、人気者になることをあきらめ
きっぱり、まるの申し出を断わった私であった。






それだけは言うな!!

またしても、療育でのできごと。

今度の歌は


あ~たま、か~た~、

ひ~ざ~ポン!ひ~ざ~ポン!




最後の、手~はおひざ~を
体の色んな部分に置き換えて歌うのだが
まず、その前に先生が

「手~は~」と言いながら
普段あまり耳にすることのないつま先やかかとを指し
ここは何ていうのかな~?

なんて子供達に聞いていた。

その度に子供達はう~ん...と考えながら「足!」
とか「爪!」とか答えていた。

誰も、つま先やかかとを知っていなかった。
それなのに、おかまいなしに高度になってきた問題。

「ここは?」先生がスネを指しモモに聞く。

モモは、う~んと考えたままだったので

「お母さん、モモちゃんに教えてあげて一緒に言ってください」

私はモモに教えて2人で歌った。




手~は~ふくらはぎ!!!



え!?ち..ち違うの?

なんでみんな半笑いなわけ??

すると先生がこう言った。



ふくらはぎも正解ですが

ここはすねですね~



などとシャレを交えて、笑いをさそった。


ちょっと恥ずかしげな私の隣でモモがあろうことか

「スネ」に反応してしまった。



あんな~おかあさんスネスネオって言うねん!!


スネスネオって何?ピンとこない先生が聞く。

モモが

だから~ス.ネ.ス.ネ.オ!

隣にいたお母さんが


「もしかして..ドラえもんの?」

ダ~ッ!助け舟出してるし~
(お願いだから、流してくれ~~)


いっつもスネスネオやねん!

失笑の嵐...

ふん!知ったかぶってるけど

みんなスネオの本名知らないやろ~


悪夢は私がそんなことを心の中で思ったその後に起きた...





あの人~あの人、みちゅ~ら?




モモが指をさす!

私は一瞬にしてその意味を悟った
こればかりは周囲に悟られるわけにはいかなかった。

決して悟られてはならない...


モモが赤ちゃん言葉が抜け切っていないことに
これほど感謝したことはない。


「ううん~違うよ~!さ、モモ!ちゃんと座って歌おうか?」



でも、みちゅ~ら?

みちゅ~らに似てるなぁ?








だ~ッ!



それ以上言ってはいけない!!




いけないよ!




さあさあ...いい子にお座りッ!




私の心の声が通じたのか、モモは座った。

しかし
彼女のなかの「みちゅ~ら」の炎は決して消えることがなかった。

リトミックが終わり、サーキットの準備をしているとき

モモがある先生の所に駆け寄った。


そして...



みちゅ~ら?みちゅ~ら?


私がモモの暴走を止めようと駆け寄るが

時おそし...






おかあさん!この人!



せんせい、みちゅ~らだね?





いくら、モモの発音が不明瞭でもその最後の言葉で
そこにいた全ての人が、吹き出した。

だって

その先生は、光浦○子に似ていたんだ!!




あんたって子は!あんたって子は!

帰ったらただじゃ済まさないぞ!


言われた先生は


「なんだと~!?」


なんて明るく切り返してくれたけど


大縄跳びの時、モモの番になると

微妙に縄の回転が速くなっていた




何でそう勘違いする?

少なからず、毎日聞き間違いや勘違いをするわたし。


その度に
人を怒らせたり、笑わせたり、めっちゃ引かれたり...
本日は、かなり引かれてその上迷惑をかけてしまった
若かりし日の勘違いの話です。

20歳の私は東京のとある歯科で働いておりました。
そこに二階堂さんがやってきました(患者さん。仮名)
歯科という所は
今はどうかわからないが患者さんからの頂き物が多い
ケーキやジュースの詰め合わせ
ストッキングや化粧品まであらゆるものを頂く。


生ものだったら、これすぐに冷蔵庫入れて!
などといってくださる方もいて
ありがたく頂き冷蔵庫にいれる。


二階堂さんは、私にスーパーの袋を渡し


「これ、冷蔵庫に入れておいてね~

こんなもん入れさせて悪いけど」
とおっしゃった。

それに対し私は

「いえいえ...とんでもないです。
ありがとうございます。あとでみんなで分けます~」

などと答えたと思う。

そして院長に


「二階堂さんから、オクラと卵をいただきました」

と、報告した。


院長は...


は!?オクラですか?

はい。わかりました。

そう答えた。


さぁ...頭の良い方はもうお気づきですね(笑)



院長がやって来て

二階堂さん、オクラと卵をありがとうございました。

深々と頭を下げた。


二階堂さんは、なんだかおかしな顔をして
丁重な院長のお礼に答えなかった。


治療が終わりエプロンを外す時に
二階堂さんがこうおしゃった。




オクラと卵はいたむので冷蔵庫に入れ

ておいてもらおうと思っただけで...

この暑さですから



私は笑顔で



そうですね。今日は暑いですね~

冷蔵庫に入れないといたみそうですね♪


と答えた。



二階堂さんは、食い下がった。





いや...今日の夕飯に使うのにね

急いで買物に行って来たんですよ。




(すみれ)そうだったんですか~スーパーまで遠

    いですが歩いていかれるんですか?





(二階堂さん)ええ...まぁ..



ここで、なんとなく二階堂さんの異変に気がついた私。
目も合わさず、どこかキョロキョロ..
かなり落ち着きがない。

{あ..そうか。

買物に急いで行って来たっておっしゃってたわ!

早く帰りたいんだわ}


二階堂さん、お疲れ様でした。

お大事にして下さいね。



二階堂さんは私を哀れむような目で見て受付へ出て行った。


それから間もなく


受付から先輩が血相を変えて冷蔵庫へ走って行った。
オクラと卵の入った袋を持って...

先輩は優しく私をとても可愛がってくれる心の広い人だった。

二階堂さん、ちょっと

気の毒だったわよ...必死の形相で



あの!!オクラと卵を


かえしてもらえませんか??


って。




もう1人の先輩も爆笑してくれたのだが
院長は1人、怒りまくっていた。



「いい加減にしてくださいね!僕、お礼言っちゃったでしょ?

恥かかせないでくださいね!

だいたい、オクラと卵をどうぞみなさんで食べてくださいなんて

この東京であるわけないよね?

すみれさんの田舎ではあったかもしれないけど

ここはト.ウ.キョ.ウなの!

よく考えて行動してくださいね~」




あはは...ト.ウ.キョ.ウだって~!!

変な口の形して変なアクセントでいってはるわ~

笑うわ..

と内心思った覚えがある(笑)

でも、二階堂さんには悪いことしたなぁ。







涙と笑いの運動会

モモの運動会に行って来ました。

今年も雨...

今年も...というのには理由がある。
マルの時から連続4年、この幼稚園に通っているが
4年連続雨になっている(あれ...昨年は晴れたっけ。。)
2年保育なので

そう...私は運動会を予定通りに見たことがないのである。

しかし、今年は幼稚園も考えた。
隣接する小学校の体育館を借りて雨天決行としたのだ。

そして、予想通りの雨が降り、かくして雨に呪われた幼稚園の運動会は
体育館で行われることになった...

最後の運動会。
お日様の下で1度くらい中断や、中止のない運動会を
経験してみたい気持もあったが
モモや私達の家族にとっては、いい面と悪い面があり
総合すると、プラスの面が多かったのでそれはそれで
とても思い出に残るいい運動会になった。

まず、いい面は感覚過敏のモモにとって園庭で裸足で演技する
組体操の練習は一筋縄ではいかなかった。


私は仕事のない日になるとこっそり練習を偵察に行っていた。
あまり派手な色の服を避け、フェンスの色や木々に同化する。

緑色や、茶色の洋服を着て、深く帽子を被った私は
このうえなく怪しかった...

しかし、覗きの..
いや、探偵の素質があるらしく1度も見付かることは
なかった。

モモが足の裏や、半ズボンの太ももにあたる小石が気になって
演技に集中できないことは、リサーチ済みだった。
どうにか改善しようとして家の外で裸足で歩かせたが、
感覚過敏が治るわけでもなく、半ば諦めていた。

その他には、リズム体操などを偵察したのだが
まったくモモはみんなについていけず...
先生の「右、左!」という掛け声とすべて逆に動き、歩くのも逆...
しかし。ダンスは私もできない。
これは仕方がない...でも、右と左を教えることはした。
出来ることはなるべくしてあげたかった。


運動会が近づく2週間前には、偵察をやめた。
どんな形であれ、彼女の精一杯の姿を本番の日に見たかったのだ。
リレーやその他の競技は1度も見ていない。
モモは自分で速いと言っていたが、果たして...
運動会の数日前になり、先生に思い切ってモモの様子を尋ねた。

大丈夫だと思いますよ。一生懸命練習しました。
でも、体育館になると1つ心配があります
リレーのラインが、体育館だとよくわからないらしくて
コースを逸れます。
あと、右と左がちょっと難しいようなので練習してもらえれば...
(やっぱり!!)

...そうですか。もう今更どうしようもない。
リレーのコースはともかく、土の上でやる組体操より、体育館の方が
モモにとってはやりやすいだろう。



入場...。
昨年はあんなに小さかった子供達が、年少さんと共に入ってくる。
モモも同じように成長していた。
私の前を行進して行く、子供達の姿を見ただけで熱いものがこみ上げた。

リズムの演技が始まる。
自分の身体より大きな旗を持って入場してくる年長の子供達。
始まった瞬間から、私の頭は真っ白だった。
席を外していた旦那
にビデオの録画ボタンを押すように言われていたのに
すっかり、そんなことは頭になかった。

2kmの道のりを毎日歩いて往復している子供達。
プールバッグが重いと言って
当番のお母さんに持たせようとしていたっけ。

小さな足で、ヨチヨチ歩いていたあの子供達が
いつの間にかこんなに大きくなって
重そうな大きな旗を振っている。

そして、モモも...
掛け声はないのに、ちゃんと右、左にみんなに合わせて
少し遅れたタイミングではあるが、モモの旗が揺れている。

複雑な交差や、移動した位置も完璧だった。

リズムでは、みんなが踊っている中..
1人直立不動で立ち尽くしているモモが
園ではおなじみだった。
踊りたいのに、どうしてもフリが覚えられずに
動くことができなかったのだ。

やりたくないわけではないことを知っていただけに
その姿を見るたびに辛いものがあった...

そのモモが今、私の目の前でみんなと一緒に動いている。
上手だろうが、そうじゃなかろうが
間違えていようが、遅れていようが

そんなことはどうでもいい。
ここまで来るのに
彼女も先生もかなりの努力が必要であっただろう。

私は、それが嬉しかった。
狭いスペースに溢れかえった人の中で
泣くことはとても恥ずかしく
ずっとこらえていたが

どうしても涙が止まらなかった。


演技は、どんどん進んでいき、組体操になった。

やはり、室内になったことが功を奏し
伸び伸びと演技する姿が見れた。

あの子は、いつブリッジなんかが出来るようになったのだ...
とてもとても低い、シャコタンブリッジだったが
なんとか形にはなっていた。
1つのポーズを決めるたびに得意な顔になり
こっちを見るのだが
自分がどれだけ努力したか見て欲しかったんやなぁ...
と伝わってきてとても嬉しかった。

そして、最後のリレー。

モモは自分で速いと言っていた。
でも、運動が得意とはとても思えなかった私は
相手がよっぽど遅いか転んだのでは...

などと密かに思っていた。

でも、予行を見たママ友達が
「速かったよ!」と、教えてくれたので
ほんのちょっぴりの期待もあった。

でも、室内ではコースどおりに走れない。
それにこの距離の短さ...
モモが本当に速かったとしても
ここではその真偽はわからないだろう

モモは、最下位でバトンを受け取った。
その時点で
そのままコースを間違えずにゴールしてくれれば
それでいいと思っていた。

いや...
その前に、たくさんの努力の証をみせてもらったから
コースを逸れてもそんなことはどうでもいいと思った。

頑張れ!

驚いた...

モモは、本当に速かった。

バトンを受け取った途端...顔が変わった。
あんな闘志に燃えた顔を見るのは初めてだった。

そして、相手が遅かったわけでも
相手が転んだわけでもなかった。
モモは早生まれでチビである。
そのモモが大きな子を抜いた!


最下位から一瞬のことだった!
こんな奇跡があってもいいのだろうか...!!

ものすごい歓声があがった。

オオ~っ!!

あの子が、生まれて初めてもらった拍手と歓声...

どんな思いで受け止めているの?




あの子、私の娘ですねん!


私は、大声で自慢したかった。



それほど、あの子はカッコよかった。
フォームも素晴らしかった。

「速い子の走り方は違うね~あれは持って生まれたもんや!」

隣に立っていた誰かの祖父が言う。

またしても

「いや~私の娘なんです。あの子!」

と言いたい衝動を抑えた。

しかし...夢はそこまでだった


やはり...やってしまった。



モモは、コーナーから逸れて


かなりのインコースを走り


かなりズルめのショートカットでゴールしてしまった。


一瞬のうちに、歓声は笑いにかわり
モモは、逸れたコースからまた走りなおし
結局最下位のゴールとなった。
なんとも、モモらしい結果になってしまったが

あの歓声を私は一生忘れない。





運動会の絵




これは、後日モモが描いた「旗のお遊戯」の絵です。








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